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「場づくり」ブックトーク20回 武蔵小杉で読書ワークショップが最終回

最終回の参加者

最終回の参加者

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 武蔵小杉駅近くの「COSUGI CAFE(コスギカフェ)」(川崎市中原区小杉町1、TEL 044-543-9151)で毎月行われてきた読書会形式のワークショップ「ブックトークカフェ」が2月19日、最終回を迎えた。

「共創的な学び」を提唱する「ハバタク株式会社」の長井悠代表と、舟之川聖子さん

 武蔵小杉のコミュニティー形成を目的として、2015年4月に始まった同ワークショップ。毎月1回テーマを決め、趣旨に沿った本を参加者が持ち寄り、その本の内容をきっかけに話をする。昨今、いろいろな地域で注目を浴びる「まちライブラリー」の一環として産声を上げ、持ち寄った本に感想と推薦文を付け、カフェの中央に設けられた本棚に「植本」=(寄贈)していくシステムだったが、続けていくうちに少しずつ形が変わり、「まちの本棚」を作ることよりも、参加者が語り合える「場」をつくることに重点を置いて行われるようになったという。

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 最終回となった20回目は、今までの集大成として「読書会の作り方」をテーマにした。場づくりに興味を持つ11人が参加し、中には群馬からの参加者もいた。

 ワークショップをつくってきた「ハバタク」共同代表の長井悠さんは「これだけ長いスパンで、一つの街の変遷を見ながら、場づくりに関わらせてもらうことはなかなかない。若い人も多く、エネルギーのある街なので、単にコンテンツを提供するのではなく、文化の担い手を育てることができればと思ってやってきた」と2年間を振り返る。

 以前元住吉に住んでいたという参加者の福田桂さん(47)は「以前に一度、友人に誘われて参加して、すごく雰囲気の良い読書会だと思った」と話す。「自分が好きなものを手放しで好きだと言える場所にいると、幸せな気分になる。ワークショップとしてはこれで最終回ということで残念だが、日々変化している武蔵小杉という場所には、この先もこういった『文化形成の場』が必要なのでは」とも。

 ファシリテーターを務めていた舟之川聖子さんは「本はただのきっかけ。第1回からずっと参加してくれた人もいるが、2年間でとてもオープンになり、地域に積極的に出ていくようになった。潜在的にそういう願いを持っていて、二の足を踏んでいる人の背中を押せるような活動ができたなら、うれしい」と笑顔を見せた。

 同店のワークショップスペースは、引き続きワークショップを実施したい市民からの応募を受け付けている。

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