川崎駅東口の貝塚商店街にあるラーメン店「中坦(ナカタン)」(川崎区貝塚2)が現在、「アホーメン」を復刻した「アホバッカラーメン」を販売している。
「アホーメン」は、2011年に閉店した中華料理店「萬楽(バンラク)」(川崎区宮前町8)が販売していたニンニクと野菜が入った鶏骨ベースのラーメン。「アホー」は「ニンニク」を意味するスペイン語で、同商品は地元ファンの人気を集めていた。
店長の中村泰猛さんは「ここら辺のご当地ラーメンと言えばアホーメンだった。体力が落ちた時、風邪気味の時はみんな食べに行くくらいだ。閉店した時はみんな残念がっていた 」と話す。
中村さんこれまで、居酒屋、カレー店、和食店などで飲食業経験を積み、担々麺をメインにしたラーメン店をオープンした。「地元の祭りでみこしの中継所に選んでいただいた時、担ぎ手の人たちに担々麺を振る舞ったところ、担々麺が出てきたのは初めてだと喜んでもらった。商店街の物件の空き状況を待っている若い人たちがいると聞く。自然な流れで商店街のにぎわいがよい意味で変わり始めているのを肌で感じる」と中村さん。
スペイン語で「牛」を意味する「バッカ」を冠した「アホバッカラーメン」(850円)は、鶏骨と牛骨ベースのスープに野菜とニンニクを入れたラーメン。 平日の夜限定で販売している。
営業時間は、ランチ=11時30分~14時(火曜~木曜)、ディナー=18時~24時(月曜~木曜)、18時~翌2時(金曜、土曜)、17時30分~23時30分(日曜)。