川崎市市民ミュージアム(川崎市中原区等々力1、TEL 044-754-4500)で現在、「アンデルセン展 あなたのそばにはいつもアンデルセンがいた」が開催されている。
2017年は日本とデンマークの国交樹立150周年の記念の年に当たる。「マッチ売りの少女」や「雪の女王」など数々の名作を残した作家アンデルセンの出身地であるオーデンセ市と、川崎市は経済交流があり、今後さらに交流が深まることを期待して、同ミュージアムでアンデルセンの展示が行われることになった。
観覧有料の企画展示室1では、作品のほかに実際にアンデルセンが使用していたかばんやペンなどを展示。実際の書斎にいるような感覚になるVRコーナーもあり、体験しながらアンデルセンの人生を振り返ることができる内容になっている。
そのほか、童話の主人公になりきることができるコーナーなど、遊びながら体験できる「みんなのアンデルセン展」も設ける。
展示物には全て仮名が振ってあり子どもでも分かりやすく、あらゆる年齢層が楽しめる内容になっている。同施設広報担当の坂下冬子さんは「アンデルセンは、大人も子どもも親しみやすい作家。会期中には多くの親子連れに来ていただいたが、残り日数も少なくなり、まだ見ていない方にも足を運んでほしい」と話す。
開館時間は9時30分~17時(入館は16時30分まで)。月曜定休。観覧料は一般=600円、学生・65歳以上=500円、中学生以下無料。みんなのアンデルセン展は観覧無料。6月25日まで。