JR川崎駅東口にある複合商業施設「unico(ウニコ)」(川崎区日進町3)で7月12日、内覧会が行われた。
食品包装商社「ヨネヤマ」(川崎区大川町)の創業地である築54年のビルを改装した同施設。「ウニコ」はイタリア語で「唯一無二」を意味する。
内覧会では、三浦淳川崎市副市長のあいさつの後、「日進町の未来を切り開く、新しいかたち」をテーマに、トークセッションが行われた。
トークセッションでは、武井雅子さん(unico代表)、小田理恵子さん(川崎市議会議員)、西田司さん(オンデザイン社長)、中村彰さん(NENGO)、田村寛之(川崎経済新聞編集長)の5人が「将来の日進町、川崎の姿」について意見交換を行った。
会場ではこのほか、お笑いコンビ「アップダウン」のお笑いライブ、ジャズ・セッションなども行われた。
内覧会に参加したフランス人留学生のリーさんは「フランスには歴史ある建築物がとても多い。今回の改装は日本の建築物の未来を考えるよい機会だと思う」と話す。
中村彰さんは「シェアオフィスの椅子とPCデスクが一体化していたのが面白い。バスケットコート、カフェ、イベント会場とハードとソフトも充実しており、今後どう活用しながら地域になじませていくのかが楽しみ」と話す。
同施設に隣接する「unico B」は、シェアハウスに改装する予定という。