川崎駅西口の川崎市産業振興会館(幸区堀川町)で7月26日、第5回「かわさき未来塾シンポジウム」が行われた。
産業振興の視点で川崎の未来を考えることを目的として2014年に発足した「かわさき未来塾」が主催。「150万分の1のシビックプライド あなたが創る地域貢献」をテーマに、元フロンターレプロモーション部部長天野春果さんの基調講演とパネルディスカッションが行われた。パネリストには、市民文化局長の鈴木賢二さん、グリーンバード武蔵小杉チームリーダー那須野純花、川崎青年会議所理事長の白石晴生さん、JTBスポーツビジネス推進担当マネジャーの遠藤雅幸さんが登壇した。
基調講演で天野さんは自身の経験談を踏まえ、フロンターレの活動における企画制作にまつわるエピソードや独自の発想の生み出し方を話した。IOC組織委員の一人でもあることから、オリンピック・パラリンピックの準備等も視野に入れ、スポーツイベントと地域振興についても話した。
川崎市は、今年4月に人口150万人を突破したことを受け、同市の活力や魅力を市内外に強く発信するため「150万人都市記念マーク」を制作した。行政が先頭を切りつつも市民との連携を強化することで、市内全体を盛り上げようと試みる。
同イベントの司会を担当した丹羽千種さんは「川崎市民150万分の1人として、何ができるだろうかと考える良い機会となった。行政と市民の力で協働できる可能性は十分に感じている」と話す。