川崎7区内で地域活動をする母親たちをつなぎ、地元を盛り上げながら、女性の生き方を発展させていく目的で「かわさきママのわ」が結成され、川崎市役所第3庁舎(川崎市川崎区東田町)で決起会が開かれた。
川崎区、幸区、中原区など川崎7区では、各区在住の母親たちがさまざまな地域活動や市民活動を展開している。ママ起業家を応援する高津区の「Vege & Art Fes」を主宰する中村ふみよさんが、「多くのママがそれぞれの意志を持って活動をしているものの、川崎は南北に幅広く、交流ができていないのがもったいない」と7区それぞれで活動している個々の団体や個人に連動を呼び掛けた。
「かわさきママのわ」への参加団体は、川崎区の「Sweet Bullet」、幸区の「幸区盛り上げ隊!」「はたらくらす」、中原区の「マルシェ・ドゥ・ボヌール」と「みどりなくらし」、宮前区の「mama-on!」、「Me×Mom(ミーマム)」、高津区の「Vege&ArtFes」、「マルシェガールズ」、多摩区の「ツナグテノヒラ」、「おやつ工房さら」、麻生区の「ふらっと新百合ヶ丘」の12組。
初顔合わせになった決起大会では、各団体の紹介やこれからの活動宣言を発表し合い、今後の接点になる情報を共有した。「幸区盛り上げ隊!」の倉林智美さんは、「幸区に住み3年になるが、幸区は子連れで参加できるイベントが他の地域に比べると少なく、交流する機会がほとんどなかった。子育て中のママたちが笑顔になる場をつくりたいという自分の思いが、中村さんの熱意と重なった」と話す。
「自分のエリアを越えてつながれば、もっと川崎の地域力も力強くなる」と、中村さんは『かわさきママのわ』に期待を膨らませ、「家事や育児にとどまらず、自分らしさを表現するための起業につながるサポートもして、女性の生き方の選択肢を提案していきたい」と意気込みを語った。
「かわさきママのわ」の活動第1弾として、11月26日に高津区溝の口の玉川・溝口ハウジングステージで、「食」「癒」「買」「動」をキーワードに、川崎産野菜販売、ワークショップやフリーマーケットなどのイベントを開く。開催時間は10時30分~15時。