日本酒をはじめ、国産ワインなどの商品を扱う「地酒や たけくま酒店」(川崎市幸区紺屋町)が11月、川崎のクラフトビール「風上麦酒製造」の取り扱いを始めた。
クラフトビールを扱っている店で、同店スタッフと風上麦酒製造の田上達史さんが出会ったことをきっかけに、店主の宮川大祐さんとの交流が始まったという。
宮川さんは「田上さんは元物理の講師という異色の経歴の持ち主で、話がとても面白かった。夢を語るのではなく、どこにも無い斬新なビールを造るための方法論と確信を持ってビール造りを行っていた」と話す。「その言葉通り、強烈でインパクトのある印象的な味わいのビール。でもバランスも取れていて、絶妙な味」とも。
ビールの種類は4種類。風上麦酒の「フラッグシップ」としてアロマと重厚なうま味、薬草のように癖になる香りが特徴の「無意識の承認」、強いモルトの味わいとジンジャーの香味で引き締まった「慢性的賛歌」、ミカンのようなかんきつの香りとホップの苦味が利いた話題のIPA「崇高な侵略者」、アンチエージング効果を持つと注目の月桃を使った「月下の願い」。全て330ミリリットル、556円(税別)。
原料の手配から醸造、瓶詰め、ラベル張りなど全て、田上さん一人で行う。
営業時間は9時30分~20時。水曜、第3木曜定休。