男子バスケットボールB.LEAGUEの川崎ブレイブサンダース対サンロッカーズ渋谷のゲームが12月30日、青山学院記念館で行われ、川崎75-61渋谷 で川崎が勝利した。
12月19日。川崎の北卓也ヘッドコーチは小向練習場での会見で「ディフェンスを良くすることで我慢のできるプレー展開が可能となる」と話し、チーム全体の調子が良くなりつつある中で「ディフェンス力の増強が今後のポイント」としていた。
それを裏付けるように試合終了後の会見で、キャプテンの篠山竜青(#7)は、「月度ごとにテーマを決めてやってきた。12月のテーマは『ディフェンス』。その成果が出て、SR渋谷の得点を61点に抑え切れた」と総括した。
この日、活躍したのは辻直人(#14)。勝敗を決める重要な局面で6本の3ポイントを沈め23得点を稼いだ。「相手のディフェンスの動きを見て攻撃できた。手応えのある動きができた」と話す。
試合展開は、第1クォーターから川崎のペース。辻、長谷川枝(#33)の3ポイントを決めて流れをつかみニック・ファージカス(#22)の加点で8点差を付けた。第2クールでは、川崎のミスが多く渋谷に得点を許し 川崎33(9)-(17)33川崎 の同点で後半戦に。
第3クォーターでは逆転となる局面もあったが、辻が3ポイントを4本決めるなど活躍して優勢な流れを作り 川崎61(15)-28(48)渋谷 で最終クォーターに。第4クォーターでは、大きく得点を伸ばすことはないものの互角に戦いリードを維持して 川崎75(14)-(13)61渋谷 で川崎が勝利した。
川崎は、活躍した辻や、キャプテンの篠山が「絶対に負けることができない重要な試合と位置づけていた」ことを言葉にし、今年最後の試合となる31日にも、東地区第3位の「サンロッカーズ渋谷に勝利する」と決意を見せた。