バスケットボールBリーグ東地区3位の川崎ブレイブサンダースが1月26日・27日の第17節、川崎市とどろきアリーナ(中原区等々力1)で同2位の千葉ジェッツと対戦し、1勝1敗の結果となった。
対戦の前日、東芝小向体育館(川崎市幸区小向)で行われた会見で川崎の北卓也ヘッドコーチは、「ディフェンスが良くチーム力もアップしてきている」とチームの状況を話した。キャプテンの篠山竜青選手は「千葉の足を止めて、ノーマークの選手にボールを回し効率よく得点を取る」と千葉戦への意欲をみなぎらせていた。
チームの好調さを見せつけたのは26日の第1戦。第1クオーター(Q)から果敢な攻撃と徹底した守備で28対13とリード。第2Qで千葉の反撃があり点差が縮まるが、抑えきって42対30で前半を終えた。
後半に入り第3Qで、篠山竜青選手、辻直人選手、ニック・ファジーカス選手が活躍。千葉も反撃に出るが75対49の大差をつけた。第4Qで千葉の猛攻が続き、残り時間を1分としたところで点差は7点となるが、千葉を突き放して87対80で川崎が念願の初戦を勝ち取った。
試合終了後の会見で、千葉ジェッツの大野篤史ヘッドコーチは、「川崎がタフだった。ディフェンスの悪さがオフェンスにも悪い影響を出し、川崎にやりたい放題のバスケットをやらせてしまった。修正して明日はこちららがタフに行く」とゲームを振り返った。川崎ブレイブサンダースの北卓也ヘッドコーチは、「第4Qに千葉の強さを見た。明日への準備をしっかりして臨みたい」と話した。
翌27日の第2戦前半を終えて40対42とほぼ互角状態となるも、第3Qで千葉の総攻撃が始まり、このクオーターだけで33点を勝ち取る勢いを見せた。川崎も立て直しに懸命になるが、千葉は圧倒的な勢いで加点を続ける。第4Qに入ると川崎が反撃。37点を獲得し千葉に迫るが、85対88で敗れた。
入場者数は第1戦=2940人、第2戦=3932人。東地区の順位は千葉2位、川崎3位で変わらず。次戦はアウェーで島根スサノオマジックと対戦する。