等々力陸上競技場で3月10日、川崎フロンターレのサポーターによって自主的に行われているスタジアム清掃活動「川崎フロンターレ クリーンサポーターズ」に35人が参加した。
試合後に清掃活動を行う「川崎フロンターレ クリーンサポーターズ」
クリーンサポーターズは「ゴミ0! 勝ち点3!」を合言葉に、土日祝日開催のホームゲームが終わると自主的に集合し、スタジアムに置き忘れられたゴミなどを拾う活動。2008年から続いており、都合のいい時にいつでも活動できる気軽さで、徐々に参加者を増やしている。
運営スタッフの目黒健太郎さんは「試合終了から1時間後には解散できるよう、手分けして清掃している。今日は土曜のデーゲームということもあり、お子さんが多く参加してくれている」と目を細める。
フロンターレ運営グループの斎藤友登さんによると、ここ数年ホームゲームの集客数がのびているにも関わらずゴミの量は増えていないという。「クリーンサポーターズのメンバーとはシーズン開幕前のミーティングを行った。また活動後にもどういうゴミがあったかなど情報を共有している。それにより改善できる点が見つかることも多々あるので、今後も連携してスタジアムをよくしていければ」と意気込む。
クリーンサポーターズ代表の平尾理恵さんは「今季も新しいファン、サポーターが増えて、どんなスタジアムになるのか楽しみ。クラブと情報を共有しながら、地道に活動を続ける」と話す。常連参加者の一人、須藤遼也さんは「試合後すぐに帰ろうとしても、駅など混んでいる。時間潰しを兼ねてスタジアムをきれいにして行くというのは、ちょうどいい具合」と、笑顔を見せた。