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川崎・殿町に東急REIホテル インバウンド需要見込む、「水素エネルギー」供給も

ホテル外観

ホテル外観

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 川崎区殿町で5月30日、「川崎キングスカイフロント東急REIホテル」(川崎区殿町3)が「まちびらきセレモニー」を行った。

客室から多摩川と羽田空港が一望出来る

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 セレモニーには、東急ホテルズ社長の小林昭人さん、大和ハウス工業副社長の石橋民生さん、黒岩祐治神奈川県知事、福田紀彦川崎市長らが参加した。

 福田市長は「古き良き川崎と、新しい最先端の川崎が融合する形を象徴している。企業や研究者たちがホテルを通じてイノベーションを生みだしてほしい」と話す。

 国や東京都など関係機関では現在、近隣エリアの「キングスカイフロント」と「羽田空港跡地地区」との連携を強化し、2020年を目指した殿町と羽田空港国際線ターミナルを結ぶ「羽田連絡道路」の整備を予定している。連絡道路が完成すると羽田空港まで歩いて10分程度になるという。

 同ホテルの掲げるコンセプト「The WAREHOUSE(ウェアハウス)」は、「働く」「泊まる」「遊ぶ」「楽しむ」「集まる」のキーワードが含まれているという。ロビー、客室、レストラン、大浴場からは対岸にある羽田空港を一望できる。サイクリング、ランニング、エクササイズ、隣接する公園で休憩など、宿泊以外のアクティビティーに力を入れることで、インバウンドの利用需要を見込む。

 この日は、プラスチック由来の水素で電力と湯を供給する「純水素燃料電池システム『H2Rex』」も披露された。「昭和電工」川崎事業所で精製した水素をパイプ供給し、ホテル内の照明や客室用の給湯設備に活用するという。

 川崎市職員担当課長の佐藤一憲さんは「宿泊するだけではなく、利用者や研究者同士が語り合い、新しいイノベーションが生まれる事を期待している。近隣の公共施設を生かしイベントなどを通じて地域との理解を深めていける場になれば」と話す。

 倉庫をイメージしたという1階には木目のテーブルを並べ、無機質な中にも落ち着きある空間を演出する。ラウンジ&カフェ(店内75席、テラス34席)、コワーキングスペースを併設。5階にはレストランバー(66席)を併設する。2~5階の客室フロアは、ダブルルーム85室(約20平方メートル)、クイーンルーム71室(約20平方メートル)、ツインルーム30室(約25平方メートル~)、計186室を備える。

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