JR鹿島田駅から徒歩3分、商店街の路地裏を入った所に6月15日、「Cafe CLUB KEY 鹿島田店」(川崎市幸区鹿島田1、TEL 044-280-7905)がオープンした。
代表である佐藤学さんは、学生時代イギリス留学中に音楽活動をしている中で、音楽とお酒を中心とした地域住民のコミュニュケーションが生まれる「PUB」文化に影響を受けた。「PUB」のような社交場を日本でもつくりたいと思い、0から店づくりをスタートした。
観光客向けではなく「本当の意味での地元密着の地ビールを造りたい」と、川崎市幸区の夢見ヶ崎動物公園の麓、南加瀬に工房を構える「鍵屋醸造所」でクラフトビールの醸造を始め、約4年前に「Cafe CLUB KEY 新川崎店」をオープン。同店は2号店になる。
佐藤さんは「女性1人でも入りやすいように、パブではなく、カフェという呼び名にした。ビール好きはもちろんのこと、普通のビールは飲めないけれどクラフトビールは好き、クラフトビールが初めてという方など、沢山の人たちに気軽に楽しんでもらえたらうれしい」と話す。
苦さや香りが強烈なクラフトビールではなく、味・香り・料理との相性を第一に考え、ビールの苦手な女性でも飲みやすいバランスの取れたビールを仕上げたという。
フレーバーは、白ビールの「ウィート」、ホップが利いた「IPA」、ハーブ薫る黒ビールの「ポーター」、ショウガの香りがしっかり感じられる「ジンジャー」の4種類。価格は、それぞれレディスサイズ=380円、ハーフパイント=500円、パイント=800円。
フードも充実させ、日本ではあまり見かけないビッグサイズのフィッシュ&チップス(780円~)をはじめ、ボリュームあるサンドイッチ(380円~580円)などをメニューに並べる。フィッシュ&チップスは通常タラなどの白身魚が使われるが、同店はタラの他に舌平目やサバなど、仕入れ状況に合わせた魚を提供しているという。
「イギリスのパブでは、週末になると必ず演奏会などが行われ、それを見にお客さまが集まり、会話を楽しむ。そういった雰囲気を出したい。会話が一番のつまみ。お客さま同士で会話が弾み、人とのつながりもできる。1人で飲んだことがない女性にも、雰囲気を味わってほしい」とほほ笑む。
1階はカウンターの立ち飲み、2階はテーブル席(28席)。営業時間は11時~13時30分、17時~23時30分(以上ラストオーダー)。日曜定休。