川崎マリエン交流棟ロビー(川崎区東扇島)で現在、「第19回未来に残そう青い海・海上保安庁図画コンクール」作品展が行われている。
海洋環境保全の意識向上を目的に、海上保安庁と海上保安協会が毎年、小中学生を対象に行っている同コンクール。今年は、全国から作品3万1800点が寄せられた。
作品は各管区をはじめ、それぞれの地域に分かれて展示され、川崎では市内の応募作品157点が飾られている。
川崎海上保安署の荒関一馬さんは「川崎はもともと海と密接にかかわる地域でありながら、近年の環境問題もあり、海水浴場もない地域。地元の海を見つめ直す機会になれば」と話す。
作品157点のうち、川崎海上保安署長賞は6点、海上保安協会横浜支部長賞は3点が選ばれた。選考ポイントは、美しい海の必要性を想像させる描写。
12月9日には表彰式が行われた。小学生高学年の部で海上保安協会横浜支部長賞を受賞した木村匡吾(きむら こうが)くんは、「未来のきれいな海に、こんな魚がいたらいいなと想像して、チョークなどを使いながら工夫して描いた」と話す。
表彰式の後は、受賞した子どもたちと保護者が川崎港内で巡視艇航海の特別体験を楽しんだ。
開催時間は9時~21時。入場無料。12月12日まで。