川崎駅東口エリアの「むーすこーひー」(川崎区貝塚1、TEL 044-244-5506)がこの秋、1周年を迎えた。
築58年の靴店だった建物を改装し、その雰囲気を生かした自然と木目の内装が話題を呼び、憩いの場として近隣の住民から支持されている同店。店内にはゆったりとした音楽が流れる。店舗面積は12坪、席数は約10席で、テークアウトにも対応する。
帰り道に通っていた商店街でテナント募集を見て、すぐに不動産店に連絡を取り、内見して決めたという店主の松田佳祐さん(28)。「まさか自分がここで店を開くとは思っていなかった。店に来た人同士がいつの間にか交流を深めて、つながっていく様子を見ているのが楽しい」と話す。
メキシコ、コロンビア、グアテマラなど、使用する豆はその時々で異なる。メニューはドリップコーヒー、カフェオレ(以上500円、テークアウトは100円引き)、タルト(350円)、ホットドッグ(600円)、モーニング(8時~11時、600円)など。コーヒー豆も販売する(100グラム700円~)。
松田さんは「ここは人の通りがあり、下校する小学生たちが手を振ってくれる。ずっとしゃべっている人もいれば、黙って来てコーヒーを飲んでいる人もいる。雑多な商店街のなかで、多くの人が居場所を見つけられる店になれば」と展望を語る。
営業時間は8時~19時。火曜定休。