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川崎・高津中学校の英語教師がユニークな授業 市民活動ヒントに

「かってにおもてなし大作戦」のセンスを採り入れ、腕章を自作

「かってにおもてなし大作戦」のセンスを採り入れ、腕章を自作

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 川崎市立高津中学校(川崎市高津区久本3)で英語を教える亀山弘二郎さん(37)が、市民活動「かってにおもてなし大作戦」をヒントにユニークな授業を展開した。

外国人役の亀山さんに地元でおすすめの場所を英語で説明する生徒

 亀山さんが勤める同校では、川崎市研究推進指定校として、キャリアの在り方や生き方教育と英語教育の授業研究を推進。亀山さんは、子どもたちが英語を学ぶ意義を感じる授業について研究してきた。

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 中学生英語の文法に出てくるフレーズが入った流行の洋楽ポップスを生徒たちと歌って、子どもたちのモチベーションを高めてから授業を始めるなど、今までにも独自の工夫を凝らしてきたが、「『かってにおもてなし大作戦』を知って、生徒たちが実生活で気軽に英語を生かすことができるよう、他の英語教師たちとアイデアを練った」と話す。

 「かってにおもてなし大作戦」とは、東京オリンピック・パラリンピックに合わせて、川崎市が推進する「かわさきパラムーブメント」の一環。川崎の暮らしを面白くするために、市民がやってみたいと思う企画を実現するもので、楽しさの連鎖や、性別、障がい、国籍などの障壁を越えた相互理解を広げることを目指す。

 亀山さんは大学時代、マイノリティーをテーマにさまざまな人たちと出会い、多様性の大切さに触れたことが英語教師になるきっかけになったという。

 授業では、「KAWASAKI Omotenashi Guide You can ask me anything in English」と書いた腕章を自作し、生徒たちに配布。リアルな場面を想定し、生徒自身の地元のお勧め場所を英語で説明し合う形を取り、同校の2年生5クラスそれぞれ教えた。英語への苦手意識がある生徒が少なくない中、予想以上に生き生きと実践する生徒たちの姿が見られた。

 「広い視野を持つ生き方はますます大切。英語を学ぶ意義を実感できる生徒が少しでも増えるよう、興味を持てる切り口や楽しさを含んだ授業をこれからも試行錯誤しながらやっていきたい」と、亀山さんは授業づくりに向けアンテナを張る。

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