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「辻直人 完全復活です」とブースターに報告 川崎が中地区1位の新潟に勝利

辻直人選手が「完全復活」(撮影=加藤恵三)

辻直人選手が「完全復活」(撮影=加藤恵三)

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 男子バスケBリーグの川崎ブレイブサンダースは、1月30日にホームの川崎市とどろきアリーナ(中原区等々力)にセントラル(中地区)1位の新潟アルビレックスBBを迎えて対戦し71-66で勝利した。

ディフェンスで新潟を翻弄。長谷川技選手と青木保憲選手よるダブルチーム

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 前節の栃木ブレックス戦で2連敗し、シーズン通算で栃木に4連敗の結果となった川崎。同地区1位の新潟とのゲームは「勝利」が絶対条件とされた。1月30日を含めて後半に6ゲームがある新潟戦。1位と2位の直接対決がリーグ順位を大きく変えることになる。この重要な試合で活躍したのが辻直人選手(#14)。先発での登場となった。

 昨年の12月20日、東芝小向体育館。試合を前にした練習が終わった後、ひとりで辻選手が、コートの回りをランニング。復帰に向けた気持ちにあふれる姿がそこにあった。1月16日の富山戦でリーグで初復帰。「おかえり辻直人」の応援ボードがブースターにより掲げられると、ヒーローインタビューで「ただ今~」と大声で応えファンに健在ぶりをアピールした。

 そして1月30日に先発。多くの声援を受けてコートに出た辻選手。27得点のニック・ファジーカス選手(#22)に続いて3ポイント3本を含め19得点の活躍。再びヒーローに選ばれインタビューで「辻直人の完全復帰です~」とうれしい気持をファンにアピールした。

 ゲームは、川崎のディフェンスが効率良く稼働。リーグでポイント1位のダバンテ・ガードナー選手(#54)がいるにもかかわらず66点に抑えきった。試合後の会見で北卓也ヘッドコーチも、「66失点に抑えたディフェンスは評価したい」と話す。「いつもならガードナー選手がインサイドで起点を作って、そこからのインサイドアウトで柏木選手、池田選手、ハミルトン選手が決めるバランスの良い攻撃をしてくるのが新潟の強みだが(抑えてくれた)」と分析した。

 ディフェンスの良さが顕著に出たのが第3Q。ガードナー選手を2得点、ラモント・ハミルトン選手(#34)を6得点で合計8得点に抑えた。北ヘッドコーチは、「第1・第2Qの最後と、第4Qの終盤をターンオーバーで終わったところ、シュートで終わるべきところがコントロールができなかったことなどは課題」とオフェンス面での問題点などを総括。修正して後半戦に立ち向かうとした。

 ゲームを同じ川崎市に拠点を置くアメリカンフットボールの「富士通フロンティアーズ」の中村輝晃クラーク、福井雄哉、強盛、高橋伶太、奥田凌大、鈴木將一郎、平本恵也の各選手や関係者が観戦。「演出面で工夫されており、地域の人々と共にゲームを楽しむ姿がとても良かった」と話した。

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