「川崎区つながるまちづくり大会議」が3月10日、カルッツかわさき(川崎市スポーツ・文化総合センター)(川崎区富士見1)で行われた。主催は川崎区役所まちづくり推進部。
川崎市で検討を進めている「これからのコミュニティー施策の基本的考え方」を紹介するとともに、グループワークで川崎区を暮らしやすくするアイデアを出し合うというプログラムで、まちづくりに関わりたい人やさまざまな活動をしている人が川崎区内外から集い、約100名の参加者でにぎわった。巨大な地図に情報や資源を書き込む作業では、参加者がそれぞれのお気に入りスポットなどたくさんの意見を寄せ合い、盛り上がりを見せた。
参加者の一人、かわさき龍馬会の星川孝宜さんは、「まちづくりに関心のある老若男女100余人が一堂に会したことに意義があり、特に若者の参加が多かったのがよかった。水谷区長の陣頭指揮の下、区役所の職員が意識改革を図るとともに積極的にチャレンジしている姿に頼もしさを感じた。次の段階に向け、どう取り組むかがとても大切。つながりを求めて、今後に期待している」と笑顔を見せた。
企画を担当した村井翔さんは「100人の参加者を集めたくて、市政だよりなどの広報以外にも自分の足でさまざまな場に出向き呼び掛けた。集まってくれた100人で何をしたらより良いかということに頭を悩ませたが、無事開催を終えて、参加者の方から『新しいつながりができた』などの喜びの声をいただけたことが何よりうれしい」と話す。
「外国籍の方も参加してくださるなど、多様な人がつながる場を実現できた。『町内会館をシェア利用するのはどうか』等の印象的な意見もあり、今後が楽しみ」とも。
川崎区では、多様な主体が連携した「市民創発」による持続可能で暮らしやすい地域の実現に向けて、今後も取り組みや発信を行う。