52人のアイドルグループ「ラストアイドル」が、88日間に及ぶ厳しい練習を乗り越えて、一糸乱れぬ行進パフォーマンス「歩く芸術」を3月23日に川崎市とどろきアリーナ(中原区等々力)で披露し観客から感動の声援と拍手が送られた。
秋元康プロデューサーのオーディション番組から選ばれて編成された「ラストアイドル」(テレビ朝日系・毎週土曜・深夜0時10分より・一部地域を除く)。この日のために箱根などで5度にわたる合宿を行い、厳しいことで知られる清原伸彦監督の熱血指導を耐え抜いて、この日を迎えた。
番組では、2期生アンダーの高木美穂さんが身長が148センチのため歩幅が狭く脚への負担が多い中で「アキレス腱炎」を起こす様子や、「痛みより練習しない方が怖い」と語る姿が紹介されていた。1期の木村美咲さんは、「歩けないほど痛い」と練習を無念で涙のリタイア。病院で全治1週間と診断された経緯も描かれていた。その後2人は元気に復帰した。
第2Qが47-35で川崎ブレイブサンダースがレバンガ北海道をリードして前半を終了。いよいよハーフタイム。コート脇に緊張した52人のラストアイドルが登場を待つ。そしてスタート。「行進パフォーマンス」の見せ場は「交差」。2グループが早歩きで交差し、続けて後ろ歩きで再び交差するパフォーマンス。仲間の心が一つにならないとできないと言われるが、成功。「うわぁ~」と歓声がアリーナに響き渡った。
その後も難関の動きを次々に成功した「ラストアイドル」。「すごかった。良かった」「すばらしかった。感動した」の声も上がる。番組のMCを担当するお笑いコンビの「おぎやはぎ」の2人も観戦。感動を言葉にしていた。
「行進パフォーマンス」に続き、4月17日にリリースの新曲「大人サバイバー」も披露。一糸乱れぬ振り付けを見せ、パフォーマンスを終了。観客に手を振りながら退場したが拍手は惜しむようにアリーナに響いていた。