宮前区の小泉農園(川崎市宮前区平6)で5月12日、「農園フェス」が行われる。
「畑においでよ」をコンセプトに据え、同農園18代目の小泉博司さんを中心に、川崎市内のさまざまな団体が実行委員会をつくり、コラボレーションする。
2012年から年に2回ほど開催し、「毎年新しい気持ちで一から作りたい」という小泉さんの思いもあり、「何回目の開催であるかということを打ち出さない」方針。今年は、飲食店や市民団体などが全42の屋台または企画ブースで参加している。
畑の中にステージを作り、11時から16時ごろまで、アーティストの演奏もあり、地産地消にこだわったフードやドリンクを片手に音楽を楽しめる。
参加団体の一つ「NPO法人みどりなくらし」は、「畑であそぼう、つくろう、たべよう 枝豆をそだてる編」と題して、親子での連続農業体験を企画。初回は同フェスで枝豆の苗を植え、2回目以降は市内の「トカイナカヴィレッジ」の畑で育て、収穫して食べるまでを体験できるという。「一日限りではなく、食べ物ができるまでのプロセスと楽しさを味わってもらえたら」と同法人代表の堀さん。
同農園のイチゴを使った「いちごビール」の開発に力を入れる野菜ソムリエの齊藤岳至さんは「自分は南部の出身だが、川崎の北部に農園があって丁寧に野菜が作られていることを知らない人が多い。これをきっかけに、川崎産の農産物を知ってもらいたい」と話す。
開催時間は11時~16時ごろまで。入場料はイチゴにかけて15円~。