川崎駅東口のアーケードの商店街の銀柳街(川崎区駅前本町)で5月4日・5日、アメフトと商店街のコラボ企画が社会実験として実施された。
地元アメフトチーム、元富士通フロンティアーズのキッカーとして活躍した小山真さんが、アーケード内の真ん中でアメフトボールを蹴り、20メートル先のごみ箱に入れるというチャレンジを行った。小山さんは「人ごみの多い商店街という、今までに経験したことのない緊張感だったが、無事にボールがごみ箱に入って良かった」とほっとした様子。
この日は富士通スタジアム川崎(川崎区富士見)でアメフトの試合も行われており、アメフト体験や「川崎区盛り上げ隊」による富士通フロンティアーズのロゴを使ったグッズの手作り体験などを通して、アメフトのプロモーションも行われた。小山さんは「すでに現役は離れているが、お世話になった地元川崎のアメフトの普及に少しでも役に立てるなら」と話す。
会場に応援に駆け付けた川崎区在住の滝田昌弘さんは「サポーター歴は、フロンターレは17年、フロンティアーズは4年。川崎駅近くの地元に誇れるアメフトのクラブチームがあるので応援し続ける」と意気込む。
約200メートル続くアーケード内の公共空間の価値を見いだすために、同イベントの企画制作のサニーワンステップ(川崎区日進町)と川崎市まちづくり局と連動し、アンケート調査を実施。9割以上が「もっとやった方がよい」と回答したという。