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武蔵小杉の住宅街にブックカフェ 女性デザイナーが構想を形に

4年の構想を実らせた店主の奥真理子さん

4年の構想を実らせた店主の奥真理子さん

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 ブックカフェ「COYAMA(コヤマ)」(川崎市中原区上丸子山王町2)が5月1日、武蔵小杉と向河原から近い住宅街にオープンした。

すっきりとした内装の店内

 築48年の印刷工場をセルフリノベーションして、本とアートを楽しめる店づくりをするのは、ディスプレーの設計などを手掛けるデザイナーの奥真理子さん。祖父母が経営していた「小山印刷所」の名前を受け継いで、店名は「COYAMA」とした。

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 「店舗の設計などを手掛けるうちに、作った後の店にも興味が出てきた。もともと漠然と自分のお店を持ちたいという思いがあったので、それが実現できる場所があるなら、作ってみようと」ときっかけについて話す。

 自ら大工道具を持ち、本棚やカウンターを手作りした。奥さんの思いに共感したデザインの仕事仲間や、友人らが大勢手伝ってくれた。リノベーションの様子をSNSで少しずつ公開すると、「面白そうな店ができるらしい」と話題になり、オープンしたばかりのゴールデンウイーク中には開店を待ちわびた人でにぎわった。

 店内の展示台や本棚には、アート系の本が並ぶ。窓際には一人掛けのカウンター5席があり、4人掛けのテーブル席も。

 奥さんは「自分の仕事柄、デザイン系の本を多く並べているが、それは生活を豊かにするヒントにもなると思っている。本、デザイン、コーヒーが好きな人にはもちろん、特段興味のない方にも何かのヒントになるものを発見しに来てもらえたら」と話す。

 6月1日からは、喫茶スぺ―スの隣にギャラリーをオープンする。初回は、イラストレーター藤岡詩織さんの展示を予定している。

 「展示、イベントの持ち込み企画も随時受け付けているので気軽に相談してほしい。単なる貸しスペースとしてではなく、テーマやレイアウトを事前に打ち合わせいただくなど、一緒に面白い内容を作っていきたい」と笑顔を見せる。

 現在は土曜・日曜のみの営業。営業時間は12時~18時。

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