木育や森林資源の有効活用を目的にしたイベント「やさしい木の広場」が10月5日、JR川崎駅北口コンコースを中心に行われる。主催は川崎市。
10月8日は、日本木材壮青年団体連合が1977(昭和52)年に定めた「木の日」(漢字の十と八を合わせると「木」になるため)。それに合わせて川崎市では、駅の北口コンコースと、改札口近くからアクセスしやすいアトレ4階の「コモレビテラス」を利用して、イベントを行う。
川崎市木材利用促進フォーラムの会員自治体が参加し、ワークショップや展示ブースを出し木材利用の意味や、その取り組みなどを紹介するという。
当日は改札口の近くに小田原市による「ひのき玉プール」や「かまぼこ板積み木」が設置されるほか、和歌山県による「ぶんぶんゴマづくり」、秋田県による「動物の木工クラフト組み立て体験」、相模原市によるワークショップと「パズル体験」、宮崎県による「木工体験ブース」などが並ぶ。
会場には内田洋行による「ミニキッズコーナー」や木のベンチ、木と住まい研究協会・菊池建設によるミニ滑り台なども設置され、子どもも大人も一緒に楽しめる。
木と住まい研究協会のスタッフとして参加する宮川敦さんは「川崎市は都市部でもかなり木材利用が進んでいる自治体。10月は林野庁が定める木材利用月間なのであちこちで木を使ったイベントは見掛けるが、ここまで充実した内容は珍しい。 ワークショップ系も多く、子どもたちも長く滞在できるようになっているので、家族で木を楽しんで」と呼び掛ける。
開催時間は10時~17時。