川崎駅東口のクラブチッタ(川崎区小川町5)ので11月7日、多文化共生をテーマにしたクラブイベント「GOCIAA(ゴッチャ)2」が行われる。主催は、クラブチッタとJDSアートワークス。
多民族が共生する川崎で、さまざまな表現活動をしている人を一同に集め、エンタテイメントとして発信することを目指して行われる同イベント。今年の4月に第一回を開催したところ、「いろいろなジャンルのアートがごちゃまぜになっているところが川崎らしい」と話題を呼び、「かわさきジャズ」の一環として今回、第二弾が行われることになった。
今回は、メインパフォーマンスとして「KATARIBE JAPAN」が与謝野晶子の生涯を題材にした新作を披露するほか、川崎の南部出身で、自身のアイデンティティーを題材にしたラップを中心に音楽活動をするラッパーのFUNIさんが初出演。前回に続きベトナムのボーカルグループ「9Flowers」やインドのコミュニティーによるダンス、「MASTER FUGO」、「KOIAKO」、「NINI」、「DJ MIU」ほか、さまざまなアーティストが出演する。
また、前回と同様に16時から、「大家族子ども食堂 in チッタ」も開催。この時間にも、県立川崎高校ブラスバンドや多摩川太鼓がパフォーマンスを披露するほか、パラスポーツの「ボッチャ」の体験ができる。大人は500円、子どもは無料で食事ができる。「おっぱい饅頭(まんじゅう)」の愛称で前回あっという間に売り切れた新岩城菓子舗による「かわさき女神様万寿」(400円)も当日限定発売する。
JDSアートワークスの黒江乃理子さんは「今回は、2回めということで出演者側、観覧者側双方リピーターも多く、より盛り上がるのではないか。普段地域でいろいろな活動をしているが、アーテイストとしての一面を思う存分仲間と発揮できる良い機会なので、舞踊表現者である私を見てほしい」と話す。
「クラブハウスを通じて地域と世界がつながる。このステージの一番の理念である、多文化共存共栄の精神が日常においても花開くことを祈って、ライブを成功させていきたい」とも。
クラブチッタの秋澤晴彦さんは「90年代に、クラブチッタで「LOVE MACHINE」というライブを20回近く行っていたが、その仕掛け人が黒江さんで、MCをやりながら、多ジャンルの音楽やダンス、また年代層も幅広く取り込んでLIVEを行っていた。それが、パワーアップして蘇ったスーパー共生LIVEがGOCIAA。今回は、かわさきジャズのイベントの一環ですので、楽しめる内容にまちがいない。一緒に楽しんで、続けていきたい」と期待を込める。
開催時間は19時~23時(開場は18時30分)。チケットは前売り=3,600円、当日=4,100円(ワンドリンク付き)、JDSチケットオフィスの電話(044-222-3582)のほか、チケットぴあ、ローソンチケット、イープラスでも手に入る。子ども食堂は16時~18時30分。