川崎市内のさまざまな会場でジャズを楽しめる音楽フェスティバル「かわさきジャズ2016」が11月11日、始まる。
19日にミューザで公演する「プラチナ・ジャズ・オーケストラ」は日本のアニソンをカバー
2011年に「モントルー・ジャズ・フェスティバル・イン・かわさき」として始まった同フェスティバル。昨年からは「かわさきジャズ」と名前を変えて、地域の特性やまちの多様性を生かしたコラボレーション公演を展開、今年は10日間の会期中に15公演が予定されている。
主な公演は、北部から「ジャズバー」として飲食しながら音楽を楽しめる「AORナイト」「New Age Acoustic Jazz Night +」(新百合ヶ丘21ホール、11日・13日)、「かわさきジャズ・ビッグバンド・スペシャルセッション」(昭和音楽大学テアトロ・ジーリオ・ショウワ、12日)。
中部では「ミュージック・ラボ」として「廣瀬真理子とPurple Haze」(14日)、「ものんくる+strings / feat. 桑原あい」(洗足学園音楽大学ビッグマウス、15日)が開催される。
音楽施設の充実した南部では「ライブハウス」として「ドラミングハイ!」、「Jazz La Cittadella night♪ 10th Anniversary Party」(17日)、「NEW ENGLAND Japan tour 2016『GREATEST HITS LIVE』」(クラブチッタ、18日・20日)、「コラボセッション」として「佐藤浩一“Melancholy of a Journey”スペシャルアンサンブル」(16日)、「寺久保エレナ meets 井上 銘」(17日)、「佐山雅弘&仙波清彦×コリアンオールスターズ」(ラゾーナ川崎プラザソル、18日)が行われる。
「スーパーセッション」として上演される「小曽根 真 featuring No Name Horses」(18日)、「プラチナ・ジャズ・オーケストラ presented by ラスマス・フェイバー」(19日)、「グランド・フィナーレ ジャズ travels ワールド」(ミューザ川崎シンフォニーホール、20日)はジャズの真骨頂である「即興性」と「セッション」に着目した今回の目玉演目。
そのほか地域連携プログラムとして、12日には溝の口ノクティプラザ2前で、13日は新百合ヶ丘駅南口広場で、公募により選ばれた川崎市ゆかりのミュージシャンが出演するフリーライブも行われる。
同イベント広報担当の前田明子さんは「年々、市内の大学や企業団体、地元のアーティストなど協力者が増えてきているのがうれしい。ジャズというと敷居が高いと感じるかもしれないが、会期中は身近な場所でたくさんのプログラムがあるので、どれかは好みにあうはず。この機会に気軽にジャズに触れてみてほしい」と話す。
各公演の時間や入場料はホームページで確認できる。今月20日まで。