川崎市内の小学生を対象にしたフラッグフットボール交流大会「藤子・F・不二雄ミュージアムカップ」が1月18日、富士通スタジアム川崎(川崎区富士見2)で行われ、選手たちの元気な声が響き渡った。Xリーグ初のファン感謝祭「Xリーグ FUN FESTA」も同時開催され、小学生選手とXリーガーとが触れ合い大会を盛り上げた。
アメリカンフットボールを起源にした「フラッグフットボール」。タックルの代わりに、プレーヤーの両腰につけたフラッグを取ることから命名された。日本には1990年代後半に本格的に伝わり、アメリカンフットボールの戦略性をそのままにして、少人数・小スペースで安全に楽しむことができるため普及した。
プレーで勝利するためには、事前の話し合いと動きをまとめた作戦図の作成がポイントとなり、「頭」を使うことと、チーム全員での「話し合い」が勝つための近道になる。「思考的判断」「コミュニケーション力」「体力」を同時に育てることができるスポーツとして評価され、文部科学省は「新学習指導要領」で推奨。指導要領施行から数年で、日本の4分の1に当たる5600校で授業として実践されている。
小雨が降り時に白いものが交じる天候の中、各チームは作戦とセットプレーの確認をして試合に臨み、スタジアムは熱気に包まれた。
「Xリーグ FUN FESTA」はXリーグを運営する社会人アメリカンフットボール協会が初開催したファン感謝祭。ノジマ相模原ライズ、電通キャタピラーズ、IBMビッグブルー、富士通フロンティアーズ、富士ゼロックスミネルヴァAFC、ブルザイズ東京、明治安田Penta Oceanパイレーツ、オール三菱ライオンズ、アサヒ飲料クラブチャレンジャーズ、オービックシーガルズ、東京ガスクリエイターズの各チームから選手が参加し、アメフト指導やトークショー、スタンプラリーなどを行い、小学生選手と交流した。
富士通フロンティアーズの鈴木將一郞選手は「小学生の選手がみんな明るくチームワークが良い。こちらの方が刺激になり勉強させてもらった」と笑顔で話す。