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川崎オンザマークスがリピーターに惜しまれつつ最後のレストラン営業

レントラン営業が最終日のホテル外観

レントラン営業が最終日のホテル外観

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 川崎駅東口のホテル「ON THE MARKS(オンザマークス)」(川崎区小川町)のレストランが4月28日、最後の営業日を迎えた。

ほぼ毎日にランチに通っていた中野智之さん(中央)と常連客の仲間ら

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 2015(平成27)年9月にオープンした同ホテルは、川崎駅周辺の宿泊インバウンド需要に応える形で多くの訪日観光客が利用し、賑(にぎ)わいを見せてきた。中でも欧米、中国、台湾、韓国の宿泊客が多く、オープンから約27万人の宿泊利用者が訪れたという。川崎駅周辺のインバウンド事業のシンボルマークとして川崎市行政や複合施設「ラ チッタデッラ」との連携でさまざまな取り組みを協働で行ってきた。

 レストラン営業として使用していた1階ラウンジスペースはハロウィーン、夏祭り、国際試合、年越しカウントダウンなどのイベントを開催し、宿泊客だけではなく地域の利用者のリピーターが多かった。スタッフと利用者らと企画したランニングクラブは3月まで続けていた。

 支配人ボニック・ルーカスさんは「ここの場で出会えた縁を振り返ると、とても寂しい。とにかくコミュニティーを大事に接客を続けてきた。コロナの影響が出た時もリピーターの宿泊者やレストラン利用の方たちに、たくさん助けてもらった。感謝しかない」と話す。

 中原区在住の中野智之さんは「会社が近くだったのでランチで毎日通っていた。温かく迎えてくれるスタッフメンバーに囲まれて第二の家、いや人生の一部だった」と話す。

 ホテルは4月30日のチェックインを最後に翌日の宿泊客を見送って営業を終了とする。5月からは星野リゾートが運営する「OMO3 東京川崎」の業態に代わり、オープンに向け引き継ぎや改修工事の準備を進めているという。

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