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川崎発フェイスシールド活用した音楽映像 企画賛同アーティストがコラボ

(左から)小南数麿さん、大下倉和彦さん、奥田雄太さん、大石竜輔さん、オキ・ジュンコさん、原田ありささん

(左から)小南数麿さん、大下倉和彦さん、奥田雄太さん、大石竜輔さん、オキ・ジュンコさん、原田ありささん

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 「クリエイティブカンパニー・ノクチ基地」(川崎市高津区下作延1)と溝ノ口劇場(川崎市高津区久本3)が7月3日、樹脂加工品メーカー「DOUBLE-H」(東京都大田区)の開発したフェイスシールドを使ったミュージック映像「NEW NORMALを創造する」をユーチューブで配信した。

アート作家3人がペイントしたDOUBLE-H社のフェイスシールドとマウスシールド(左下)

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 DOUBLE-Hが提唱する「ウィズコロナの時代にエンターテインメント表現の提案として開発した、機能美を兼ね備えるフェイスシールドをアートと音楽の競演で表現する」との考えに、川崎市ゆかりのアート作家やミュージシャンが賛同して実現した同企画。

 収録は川崎市溝の口のマルチエンターテインメントスペース「溝ノ口劇場」で行われ、3人のアーティストが作品をペイントしたフェイスシールドを、高津区在住のギタリスト・小南数麿さん、パーカッションの大石竜輔さん、キーボードは原田ありささんが着用し演奏した。

 溝ノ口劇場支配人の菅野真楠さんは「コロナの影響で今まで通りのライブができなくなっている現在、フェイスシールドの着用やビニール幕を設置してのライブは、アーティストやお客さまにとっては不本意だと思っていたが、今回はそのフェイスシールドをあえてアートの一つにし、音楽と融合させるという新しい試みに驚きと大きな可能性を感じた」と話す。

 楽曲提供などプロジェクトの音楽面を支えた小南さんは「アーティストの方々が絵を描いたフェイスシールドのインパクトを第一に、ミュージシャンは演奏力だけでなく、フェイスシールドと『共存共栄』できるような人をそろえた。曲もポップなものではなくあえて緊張感の高い曲を自分の作品から選んだ。楽しい収録だった」と話す。

 フェイスシールドにペイントしたアーティストは、奥田雄太さん、オキ・ジュンコさん、大下倉和彦さんの3人。普段イラストレーターとして活動するオキさんは「一瞬で変わってしまった世の中をアートで少しでも明るくできるかもしれないと今回参加して感じた。アートと音楽の融合はとても貴重で楽しい体験だった」と話す。

 DOUBLE-Hの桑田健一社長は「クラウドファンディングを活用して医療機関や学校、介護施設などにフェイスシールドを寄贈するなど、社会貢献活動にも力を入れている。夏場の熱中症対策として7月3日からマウスシールド『MOUTH SCREEN』の販売を始める。夏の過酷な現場の中、表現者はもちろん経済活動をするすべての方が快適に活動いただけるような商品を今後も開発していきたい」と意気込む。

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