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川崎区に切子体験教室「ガラスを削る感覚楽しんで」 老舗ガラス店の声掛けで

参加者が制作した切子グラス作品

参加者が制作した切子グラス作品

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 京急川崎駅から近い砂子岩田屋ビル2階に7月11日、ガラス工芸の切子教室「東海道GLASS」(川崎市川崎区砂子1、TEL 080-9391-9140)がオープンした。

教室を開いた岩澤さんと講師を務める石澤友佳さん、千葉秀実さん

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 1894(明治27)年創業の老舗ガラス店「岩田屋」4代目岩澤克政さんが、東京ガラス工芸研究所の講師大本研一郎さんと出会ったことで体験教室が実現。岩澤さんは、同校の卒業生展でガラス工芸作品を見て「自身でも学びたいほど魅力を感じていた」と話す。

 切り子体験教室で作ることができるのは、カラー・透明合わせて3種類のグラスと、2種類の小皿。価格は大人4,000円、子ども(小学生以上)は小皿のみで2,000円。所要時間は1~1.5時間程度で、完成した作品は持ち帰ることができる。切り子体験のほかにも、ガラスの粉末を型の中で熔融(ようゆう)して成型する「パート・ド・ヴェール」の体験もある。一般講座は全3回・11回のコースがあり、より本格的な技術が学べる。

 オープン日に親子で参加した大原和香さんは「近場で切り子体験ができる教室はなかったので今まできっかけがなかった。親子で楽しめて、娘も自分の手で切り子の皿を作ることができた。夏休みの自由研究としても良いと思った」と笑顔を見せた。

 大本さんの教え子で講師を務める石澤友佳さんは「切り子をはじめとするガラス工芸品は高価なイメージを持たれているが、体験を通してその価値と魅力を知ってもらいたい。技術にこだわるよりは、まずはガラスを削る感覚を楽しんでもらえたら」と話す。

 体験教室は木曜18時~21時、土曜・日曜10時~17時開催。予約・問い合わせは専用サイト、または電話で受け付ける。

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