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武蔵小杉にフルーツサンド店「もぐぱく」 店主「常にフルーツのベストメンバーで」

クリームの量は見た目が美しく、食べやすくなるように研究を重ねて調節した

クリームの量は見た目が美しく、食べやすくなるように研究を重ねて調節した

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 フルーツサンド専門店「もぐもぐもぐらのぱくぱくぱーく」(川崎市中原区小杉町3、TEL 044-299-6788)がイトーヨーカ堂武蔵小杉駅前店近くの路地にオープンして1カ月がたった。

この日の「ベストメンバー」

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 6月26日のオープン前からSNSなどで話題になり、1時間もたたずに商品が売り切れてしまう事態が発生。いったん店をクローズして7月8日に量産体制を整えて再スタートした。店舗の経営を行うThink & Act(東京都新宿区)の藤井拓郎さんは「あまりの反響に正直とても驚いた。この街の人は非常に情報に敏感。人情味もあってSNSで応援してくれたり、口コミで広げてくれたり、とてもありがたかった」と振り返る。

 店舗は対面式で、ショーケースの中に常時5~6種類のフルーツサンドが並ぶ。ラインアップは毎日変わる。「果物は生きているので、いつもコンディションが違う。常にその日の『ベストメンバー』を並べたいと思っている」と藤井さん。

 取材当日にショーケースに並んでいたのは、キウイ&ブルーベリーサンド(740円)、ぶどうサンド(830円)、パインサンド(750円)、マンゴーサンド(1,160円)、白桃サンド(860円)、バナナサンド(570円)。「追いクリーム」はプレーン、チョコ、ラズベリーの3種類あり、フルーツサンド1個につき1つ無料で提供する。

 藤井さんと、共同経営者の川原宙(ひろし)さんはもともと同じバーで働く同僚だった。共に起業することを決めてからは「常に心がワクワクするもの提供する」というスタンスでビジネスを考えてきた。新宿ではアーティスト「ゆず」のファンが集まるバーを、下北沢では梅干しサワーの専門店をオープンしていずれも軌道に乗せたが、川原さんが次はフルーツサンドの店を作りたい、と企画を始める矢先にSNS上でフルーツサンドがはやり始めたという。

 「いろいろなところのものも食べてみて、食べやすさについてかなり研究を重ねた。若い人だけでなく、子どもからお年寄りまでに愛されるフルーツサンドを作りたかった」と藤井さん。「何よりワクワクすることが大事なので、追いクリームは無料で提供したかった。ディップすることで好みの味に変化させながら楽しんで」と呼び掛ける。

 営業時間は12時~20時。火曜定休。

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