新横浜ラーメン博物館(横浜市港北区、代表取締役:岩岡 洋志)は、2025年8月9日(土)より、新企画「ラー博Limited ~挑戦と絆~」をスタートいたします。
本企画は、当館に出店経験のある54の銘店を中心に、“ラーメン文化のさらなる可能性を切り拓く”ことを目的とした不定期開催のプレミアム企画です。
テーマは「挑戦」と「絆」。ラーメンという一杯を通して、と技、時代をつなぐ“新しい体験”を創出します。
ラー博でしか実現できない、唯一無二の一杯
「ラー博Limited」は、その名の通り“限られた”“特別な”という意味を持ち、新横浜ラーメン博物館だからこそ実現できる唯一無二の企画として誕生しました。
この企画では、「挑戦」と「絆」という2つの軸から、各店主が渾身の一杯を披露します。
「挑戦」は、これまでの枠を超え、新たな味や技法に踏み出す挑戦の姿勢。
「絆」は、盟友や弟子、親子、あるいは故郷とのつながりなど、“人と人との物語”をラーメンで表現する取り組みです。
開催は不定期で、各店舗の準備状況や企画内容に応じて実施。出店期間も2日から4週間程度と多様で、まさに“この瞬間にしか出会えないラーメン体験”をお届けします。
【企画概要】
企画名:「ラー博Limited ~挑戦と絆~」
開催日:2025年8月9日(土)より随時開催(不定期)
出店期間:2日~4週間程度
会場:新横浜ラーメン博物館 地下1階「ラー博Limited」
席数:24席
【第1弾】亡き父が追い求めた“江戸の味”を今、息子が継ぐ
親子の絆が生んだ究極の一杯――「げんこつ屋」二代目・関川?仁氏が挑む“江戸の味”
「ラー博Limited」第1弾を飾るのは、1980年創業・今年で45周年を迎える名店「げんこつ屋」の二代目・関川匡仁(せきかわ・まさひと)氏による渾身の挑戦です。
そのテーマは――亡き父が生涯をかけて追い求めた“江戸の味”への挑戦。
創業者・関川清(きよし)氏
″名代ラーメン″から″江戸の味″へげんこつ屋は創業当初、“名代ラーメン”という肩書を掲げ、ラーメン界で名を成すことを目指していました。1990年、渋谷プライムへの出店を機に知名度が一気に広まり、そのタイミングで“江戸の味”へとコピーを一新。
“江戸の味”とは、かつて“江戸の台所”と称されたように、全国から選りすぐりの食材が集まる都市・江戸を体現する味。創業者・関川清(きよし)氏は、当時考えうる最高の素材を用いて、自らが理想とする一杯の完成を目指しました。
1990年、創業者が自らに課した言葉
そのとき、まだ19歳だった匡仁氏は、父の背中を追って厨房に立ちました。
「あの頃の一杯」は、父の語る言葉とともに、今も彼の心に深く刻まれています。
「今までのげんこつ屋を超えられるか。超えられると自信がついた時こそ、一歩前進しよう」
それは1990年、45歳のときに父・清氏が自らに課した言葉でした。
そしていま――
匡仁氏は、父が志半ばで果たせなかった“江戸の味”に挑みます。
時を超え、理想に挑む
「父は35歳でげんこつ屋を開業し、62歳で他界しました。私は18歳でこの道に入り、今や54歳。気づけば父より長い時間、ラーメンを作り続けてきました」
これまで“父の味を磨き続ける”ことに専念してきた匡仁氏。
今回はその先へ――“父の夢”を、自らの手でかたちにします。
げんこつら~めん“江戸の味”
げんこつら~めん“江戸の味”
“江戸の味”を支える素材たち
江戸の味を表現するにあたり、重きを置いたのが“地鶏”と“麺”です。
熊本県産「天草大王」
●熊本県産「天草大王」1980年代から地鶏を導入していたげんこつ屋。今回はその中でも繊細で旨みの強い「天草大王」を選択。雌1:雄1の絶妙なバランスで使用し、ふくよかな味わいを引き出します。
群馬県産小麦を使用した麺
●国産小麦を使用した麺これまで江戸の味と言いながらも輸入小麦を使用していた麺も、今回は群馬県産「つるぴかり」「ゆめかおり」を独自にブレンド。
これまでより細くした中細ストレート(#22番)に仕上げ、歯ごたえと香り、もちもち感を兼ね備え、?仁氏が理想とする食感を実現しました。
鹿児島県産 黒豚の燻製焼き
●鹿児島県産 黒豚の燻製焼き旨味が凝縮された鹿児島県産黒豚の肩ロースを贅沢に使用し、ウィスキーオークのチップを使い燻製仕立てにしました。
“たったひとつの一杯”に込められた物語
父と子、45年の歴史、受け継がれた志。この一杯は、げんこつ屋の原点であり、未来への挑戦です。
そしてこの第1弾こそ、「ラー博Limited」が掲げる“挑戦”と“絆”のコンセプトを体現する幕開けにふさわしい一杯となっています。
店舗名:ラー博Limited第1弾「げんこつ屋」
開催日:2025年8月9日(土)~17日(日)
場 所:新横浜ラーメン博物館 地下1階
今後の展開
「ラー博Limited」は、各回に“挑戦”や“絆”をテーマとした企画を展開予定です。
第2弾のスケジュールは下記の通りです。詳細は公式ウェブサイト・SNSで随時発表いたします。
第2弾:久留米「大砲ラーメン」
挑戦内容:55年ぶりに復活する“呼び戻しチャンポン”
開催期間:2025年9月4日(木)~7日(日)
呼び戻しチャンポン
また第3弾以降は、師弟による共演や、他業種との異色コラボなど、さまざまな「挑戦」と「絆」をテーマにした取り組みを展開してまいります。
<店舗情報>
新横浜ラーメン博物館
・営業時間 :平日 11:00~21:00(L.O 20:30)/ 土日祝 10:30~21:00(L.O 20:30)
・定休日 :年末年始(12月31日・1月1日)
・所在地 :横浜市港北区新横浜2-14-21
・電話番号 :045-471-0503
・入場料 :大人450円、小中高校100円、シニア100円、小学生未満 無料
・公式HP :https://www.raumen.co.jp/
新横浜ラーメン博物館とは
新横浜ラーメン博物館は「全国各地のラーメンを飛行機に乗らずに食べに行ける」をコンセプトに、国内外から全国選りすぐりの銘店が軒を連ねる、世界初のラーメンのフードアミューズメントパークです。地下1階~地下2階に広がる「ラーメンと夕焼けの街」は、ラーメンの歴史と昭和の庶民的生活の変わり目となった「昭和33年」の街並みを再現しています。
1階にはラーメンの文化と歴史を学ぶ展示コーナーや、伝統的な製麺技法で麺を作る「ラーメン作り体験」(要予約)、自分だけのカップラーメンを作ることができる「ラー博スゴメンラボ」など、ラーメンを食べるだけではなく様々な角度からラーメンを堪能できる施設です。