川崎市内の小学生を対象にしたフラッグフットボール交流大会「藤子・F・不二雄ミュージアムカップ」が1月14日、富士通スタジアム川崎(川崎区富士見2)で開催された。アメリカンフットボールを活用したまちづくりを目指す川崎市(市民文化局市民スポーツ室)と日本アメリカンフットボール協会が共催した。
アメリカンフットボールが起源になって生まれたスポーツ「フラッグフットボール」。アメリカンフットボールを年齢や性別にかかわらず、より気軽に楽しむため、タックルなどの身体的接触を取り除き、タックルの代わりに腰の左右に付けた「フラッグ」を取る競技。1990年代後半に日本に本格的に伝わってきた。
アメリカンフットボールが持つ「作戦」や「役割分担」の特徴を踏まえ、3~5人の少数で子どもでも安全に楽しめる。チーム全員での「話し合い」が勝つための近道になり、「思考的判断」「コミュニケーション力」「体力」を同時に育てるスポーツとして評価されているという。2011(平成23)年度に文部科学省の学習指導要領に登場し、川崎市では、ほとんどの公立小学校の体育授業や部活で取り入れられている。
今回は、「低中学年の部(1~4年生)」22チーム、「全学年の部(1~6年生)」が5チームの計27チームが参加して熱戦が繰り広げられた。コロナ禍のため2年間休止されていたこともあり、各チームは3年ぶりの大会に全力で熱戦を繰り広げた。
低・中学年の部1では「グリーン」、低・中学年の部2では「高津SELFヤンチャーズB」、全学年の部では「KSG Wolves」が部門優勝をそれぞれ果たした。