京急・川崎大師駅から産業道路駅一帯を指す大師エリアの祭り「かわさき楽大師まつり」が4月15日・16日、大師公園(川崎区)と域内の商店街各地で開催される。
目玉の「厄よけよさこいコンテスト」は、四国からも含めた53チームが参加する市内最大のよさこいイベント。川崎大師境内での奉納演舞のほか、表参道とごりやく通り、子育地蔵通り、仲見世(みせ)通りの4つの通りで流し踊りが行われる。大師公園内では物販をはじめ、クラシックカーの展示や、横浜のコスプレイヤー団体と提携したコスプレ撮影イベント、商店街のパレード行進など多彩なイベントが行われる。
実行委員の森明弘さんは「川崎大師駅から産業道路駅前までは一つの商店街通りで、自転車は手で押さないと進めないほどの人だった」と話す。その活気を取り戻そうと、地域の有志が始めた同イベント。当初は「昭和まつり」として、昭和時代をテーマとした展示や映画の上映が行われていた。地域の人に待ち望まれるイベントとして定着し、年々規模を拡大。実行委員会によると、昨年は商店街内の買い物客や参詣者を含め20万人を動員したという。
今年の新企画は、殿町(川崎区)に拠点を置くワールド女子プロレス・ディアナの公開試合と、大師地区にちなんだゲーム大会「チャレンジda 楽大師」。だるま運び競争やくず餅の蜜ケース積み上げ競争など、大師名物に触れ親しんでもらうことを狙いとする。
森さんは「今年は特に、大師線沿線の新興住宅地に新たに入居した人々に大師の商店街の雰囲気、特色、面白さを知ってもらいたい。量販店にはないものに触れ、商店街に親しみを持ってもらえたら」と期待を寄せる。