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武蔵小杉に「空中保育園」 既存のコインパーキングと提携で

建設される保育園のイメージ

建設される保育園のイメージ

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 武蔵小杉で現在、既存のコインパーキングの上部を活用した「空中保育園」の建設が進められている。

建設の進む現地

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 大型マンションの建設が続き、人口が右肩上がりに増えている武蔵小杉。特に子育て世代の流入が多く、川崎市ではこの地域を市の保育園整備指定地域としている。市全域でこの4月に入園を希望した児童のうち、1月末の時点で保留となった「待機児童」の数は3551人で、武蔵小杉のある中原区が最大だった。

 同保育園は、これまで東急スクエアなど商業施設内への保育園誘致も積極的に手掛けている東急電鉄(東京都渋谷区)が、駐車場の上部空間活用のノウハウを持つフィル・カンパニー(千代田区)と連携し、グランツリー武蔵小杉近くのコインパーキング上部に建設する。保育園の名称は「すこやか小杉保育園」、運営は「エンゼル高津」などを手掛ける社会福祉法人尚栄福祉会。

 新設園は地上4階建て。1階は駐車場で、2階~4階部分が保育施設となり、入り口は1階に設ける。保育施設の延べ床面積は543.45平方メートル。定員は60人で、完成は8月を予定する。

 東急電鉄広報課の栁澤成行さんは「沿線の価値向上のため今後もこのような土地活用を行っていきたい。駅前の一等地を資産管理のためにコインパーキングにしている地権者は多いが、このモデルだと駐車場はそのままに街のためになるような施設を造ることができるので、地域のニーズに合わせて提案を行っていきたい」と話す。

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