武蔵小杉の駅前商店街で6月18日、「小杉手作り市」が開催される。主催は新丸子にあるハンドメード雑貨店「Common Life(コモンライフ)」(川崎市中原区丸子通1)と武蔵小杉駅前通り商店街。
会場は、イトーヨーカドー武蔵小杉駅前店(中原区小杉町3)の駅寄りの入り口に面した商店街の一角。現在、再開発に伴う工事が行われており、JR南武線武蔵小杉駅の西口から商店街へのルートは通行止めとなっている。人通りの減少に悩んでいた同商店街青年部の大坂亮志さんと、以前からハンドメード雑貨のマルシェを開催したいと考えていたコモンライフの佐藤由紀さんが企画し実現した。
大坂さんは「思っていた以上に通行止めの影響は大きく、商店街としては何か打開策を打ち出したいと考えていた。もともとこの時期に恒例で行っている商店街の餅つき大会で出店の予定があったので、それに合わせて開催すれば多くの人が来てくれる魅力的なイベントになると思った」と話す。
4月下旬に話がまとまり、すぐに大坂さんは商店街の理事会に諮り、開催を決めた。5月から出展作家を募り、全国から19人のハンドメード作家が集まった。当日は子どもも参加できるワークショップも予定する。
佐藤さんは「多くの人にハンドメード雑貨の良さと価値を知ってもらうために、街でこのようなマルシェを開きたいと常々考えていたが、こんなに早く実現できて驚いた。商店街の結束やパワー、柔軟さはすごいと感じた」と話す。「手作りというキーワードで人がつながり、自分も住むこの街をもっと楽しくできたら、こんなにうれしいことはない。店とはまた雰囲気が違う個性的な作家さんが集まったので、ぜひ足を運んで」と呼び掛ける。
開催時間は10時~15時(餅つき大会は14時まで)。雨天決行。