富士通スタジアム川崎(川崎市川崎区富士見2)で10月1日・2日、日本アンプティサッカー選手権2016が行われる。
主に上肢、下肢の切断障がいのある選手がプレーするアンプティサッカーは、1980年代にアメリカで考案され、リハビリの一環としても推奨され普及が進んだ。日本での歴史は2010年ごろからと比較的浅いが、2014年にワールドカップメキシコ大会で好成績を収めて話題になった。現在は各チーム地道にPR活動を行っている。
同大会は2011年に始まり、初回から4回目までは「フロンタウンさぎぬま」で行っていたが、昨年から世界大会の規格に合わせてグラウンドの大きな富士通スタジアム川崎が会場となっている。川崎市も共催に名を連ね、川崎独自の福祉製品の展示や障がい者スポーツ体験イベント「パラスポーツやってみるキャラバン」も行う。
大会の見どころについて、日本アンプティサッカー協会広報担当の太田智さんは「1日目は予選リーグ、2日目はトーナメント方式で試合を行う。前大会王者のFCバイラオールの連覇か、昨年まで川崎に拠点を置いていたFCアウボラーダの王座奪還か、ぜひ応援に来てほしい」と話す。大会の様子は湧永製薬のユーチューブチャンネルで中継する。
「選手はクラッチ(松葉づえ)を使って激しくぶつかり合い、間近で見ると健常者のサッカーとはまた違った迫力がある。無料で入場できる誰にでも開かれた大会だが、まだ認知度は低いのでこの機会に会場に足を運んで、その面白さを知ってもらえれば」とも。
開催時間は9時30分~16時30分。入場無料。雨天決行。