川崎のワールドピースシアター(川崎市川崎区本町1、TEL 044-222-3582)で9月15日・16日、外国人劇団の横浜シアターグループが人間の精神的な「旅」をテーマにした公演「Ryokou」を行う。
さまざまな国や文化を背景とする人々が旅の途中で出会い、精神的な境界を越えて平和の意味を理解していく姿を描いた同作品。カナダ、ノルウェー、イギリス、アメリカ出身の俳優と、同施設で身体表現のクラスを展開するカレッジJDS(ジャパンダンススクール)に通う子どもたちが出演する。
演出を担当するアンドリュー・ウールナーさんは「身体性を重視し、プロジェクションマッピングも使って感覚的に楽しめる作品で、言葉をあまり使わないため、英語が分からなくても理解できる。子どもも3歳以上なら楽しめるので、誰でも遠慮なく足を運んでほしい」と話す。
ワールドピースシアターを運営する黒江乃理子さんは「この演劇は、駅前地区を活性し文化度を上げることでグローバルな街にしていくという川崎市の取り組みとマッチしている。日本に住む外国人の彼らが文化理解と共生の一端を担ってくれていることが大変うれしい」と話す。
上演時間は、15日=14時~15時30分・18時~19時30分、16日=13時~14時30分・20時~21時30分、17日=13時~14時30分。入場料は3,000円(学生は1,500円)。チケットはホームページから購入できる。