川崎区臨海部・多摩川下流域で10月21日、サップレース「SUP the River Tamagawa」が行われる。主催はダブリューズカンパニー（東京都渋谷区）。

イベントのキービジュアル

　多摩川では初めて行われるサップレースのイベント。会場は羽田空港国際線ターミナルの対岸に位置する「TREX Kawasaki River Cafe」（川崎区殿町3）付近の下流域。主催者は2016年から川崎市内で「自然と遊ぶ」をテーマにロードサイクル、トライアスロンなどのアクティビティーイベントを市と連動し開いてきた。

　実行委員の坂口弥寿久さんは「遊びを通して川崎を面白くしたい。多摩川は最高な遊び場所であり、貴重な生態系の宝庫でもある。イベントを通して多摩川の持つポテンシャルを感じてほしい」と話す。

　会場周辺の流域を2013年から見守り続けているNPO干潟ネットワークの佐川麻里子さんは「このようなイベントを通して多摩川をたくさんの人に体験してもらい、まずは楽しいと思ってくれたら本望。自然環境を大事にすることのきっかけになれば」と話す。

　2020年に羽田空港国際線ターミナルから殿町のキングスカイフロントエリアにかけて「羽田連絡道路」が開通する予定で、約900メートルの距離となる。同エリアに位置する「キングスカイフロント東急REIホテル」は5月にオープンし、連絡道路のアクセスに期待を寄せているという。

　イベントではサップ体験会や、タレントの田中律子さんを講師に迎えヨガレッスンも行われる。

　開催時間は10時～。レースの参加費は4,000円～。サップ体験の参加費は大人2,000円、小学生高学年～学生1,000円（どちらも川崎市在住、在勤者は半額）。