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動物との共生を目指す「ANIMAMALLかわさき」 いのちの大切さ伝える活動も展開

「川崎市動物愛護センター(愛称=ANIMAMALLかわさき)」の外観

「川崎市動物愛護センター(愛称=ANIMAMALLかわさき)」の外観

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 処分から共生を目指す「川崎市動物愛護センター(愛称=ANIMAMALL(アニマモール)かわさき)」(川崎市中原区上平間)の活動が本格化し成果を上げている。

散歩を楽しむ犬と職員

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 従来の施設(高津区蟹ヶ谷)から2月13日の移転に合わせて愛称を募集。WEBと近隣小学校児童の投票数2518票の結果、川崎区小学校の橋本隆之介さんが考案した「ANIMAMALL」の案が選ばれ「ANIMAMALLかわさき」とした。動物のANIMALと、動物をまもるMALL(モール)から作られた造語で「わかりやすい」の声が上がっている。

 施設は、地上3階建て、敷地面積2500平方メートル、延べ床面積2308平方メートルで、従来の施設に比べて4倍の広さとなり市民やボランティアが集えるスペースの充実が図られている。

 川崎市では、人と動物が共生する地域社会の実現を目指している。ボランティア団体など多様な団体との連携し、いのちを「まなぶ」、いのちを「つなぐ」、いのちを「まもる」をキーワードに取り組みを推進。動物を通じて「いのちの大切さ」を伝えるプロジェクト「ひと どうぶつMIRAIプロジェクト」に取り組んでいる。動物愛護センター(ANIMAMALLかわさき)が中心的な役割を担う。

 運営面でも新しい挑戦が行われている。動物のストレスを軽減する「動物福祉」への配慮、動物の収容施設から市民交流施設・普及啓発施設への転換、来館しやすいように日曜日の開館、動物が利用する部屋にネーミングライツやデジタルサイネージの導入、企業からの専門家派遣研修などコラボの実現、業務支援ボランティアとの協働による事業展開、いのちの教育に係る意見交換会など外部有識者会議による「いのち・MIRAI教室」のブラッシュアップ化などが行われている。

 所長の須﨑聰さんは、「移転したことで広くなり、アクセスも改善されたことから多くの方が来館している。ボランティアの方々や獣医師の協力で、動物たちも快適に過ごしている。命の大切さを多くの人に感じてもらうように日々の活動を推進していきたい」と話す。

 開館日は、日曜~木曜。開館時間は、8時30分~17時15分。

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