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男女そろっての五輪出場に神奈川のバスケファンが喜びと声援 神奈川ダービー会場で

五輪出場を祝うブースターが手作りしたメッセージボード(撮影=加藤恵三)

五輪出場を祝うブースターが手作りしたメッセージボード(撮影=加藤恵三)

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 東京五輪・バスケットボール競技の5人制・3人制の全カテゴリーでオリンピック出場権獲得の決定を受けて、川崎ブレイブサンダースの篠山竜青、辻直人、ニック・ファジーカスの各選手が喜びを語った。

「第20回Wリーグオールスター」で五輪出場の可能性を報告する三屋裕子会長

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 昨年12月29日に大田区総合体育館で行われたバスケットボール女子日本リーグ(WJBL)の「第20回Wリーグオールスター」。日本バスケットボール協会の三屋裕子会長がコートであいさつに立ち、「女子の五輪出場はほぼ確定」とアリーナの観客に報告。会場からは大きな声援と拍手が起きた。併せて、「ぜひ男子も」の声も上がり男女そろっての五輪出場がバスケットファンの願いになっていった。

 年が明けた1月7日。三屋会長と大河正明専務理事(B.LEAGUEチェアマン)が2019年新年に当たってのあいさつを行い、1年の思いを三屋会長は「繋」、大河専務理事は「結」と書した。その際に「男女そろって五輪への出場を実現させたい」と願いを言葉にしていたが、それが現実となった。

 3月31日にBリーグ第31節・川崎ブレイブサンダースと横浜ビー・コルセアーズが対戦する今季最後の「神奈川ダービー」が行われた。試合前に「五輪出場決定」のアナウンスが流れるとアリーナは拍手と声援に包まれた。

 試合後の記者会見で篠山キャプテンへの囲み取材が行われ、「朝にSNSが8件も入っていてそこで出場決定を知った。ワールドカップへの出場権は得られ自信はあった。飛び上がるというよりはホッとしたという気持ちが強かった」とし、出場が決定したときを振り返った。

 篠山キャプテンは「東芝に入って、Bリーグができて、という目まぐるしい環境の変化の中で代表に入ることができて、目標としてきた場所にいることがすごくうれしい。チームメートやスタッフ、家族、ファンの皆さんのおかげでここまで来られている。その人たちのためにも、オリンピックに出場したいという思いは改めて強くなっていた。五輪招致が成功して、東京オリンピック開催国枠を勝ち取るためにさまざまな人が尽力してくれたと思う。まずはそうした方々に感謝の気持ちを伝えたい」と喜びと感謝の気持ちを話した。

 辻直人選手は「今まで協会の方を含めて本当に多くの方々、オリンピック出場に向けて応援していただいたので本当に感謝したい。今よりパワーアップ、スキルアップして日本代表の力になりたいと思う。もうすぐワールドカップもあるので、引き続き日本一丸となって戦っていきたい」と意欲を示す。

 ニック・ファジーカス選手は「出場が決まりとてもワクワクしている。深夜の発表なので起きてからインスタグラムで出場を知った。出場が決まったことにとても興奮している。帰化するときにオリンピックへの出場は一つの目標だったので、とてもうれしい。ワールドカップ予選の8連勝はやはり自信になった。今までの勢いでワールドカップに臨んでトルコとチェコに勝ちたい。ワールドカップで勢いをつけてオリンピックに挑みたい」とした。

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