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リーグ制覇を目指して川崎の新布陣づくり進む 総合力とコーチ陣強化で来季に挑む

地区優勝とリーグ制覇を目指して新布陣のフォトコール(左から、北卓也ゼネラルマネージャー、大塚裕土選手、熊谷尚也選手、勝久ジェフリーアシスタントコーチ、穂坂健祐アシスタントコーチ、佐藤賢次ヘッドコーチ(撮影=加藤恵三)

地区優勝とリーグ制覇を目指して新布陣のフォトコール(左から、北卓也ゼネラルマネージャー、大塚裕土選手、熊谷尚也選手、勝久ジェフリーアシスタントコーチ、穂坂健祐アシスタントコーチ、佐藤賢次ヘッドコーチ(撮影=加藤恵三)

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 男子バスケットボールBリーグの川崎ブレイブサンダースは、スタッフ、新加入選手、アシスタントコーチが決定し、来季の地区優勝とリーグ制覇を目指す布陣づくりが進み新体制の陣容がまもなく完成する。

チームの総合力アップのために2人が新加入。大塚裕土選手(中央)、熊谷尚也選手(右)

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 6月26日に川崎市内で行われた「新加入選手およびアシスタントコーチ就任記者会見」には、新加入選手として、熊谷尚也(大阪エヴェッサから移籍)、大塚裕土(富山グラウジーズから移籍)の両選手。コーチ陣とし加わる勝久ジェフリーと穂坂健祐の両アシスタントコーチ。佐藤賢次ヘッドコーチ、北卓也ゼネラルマネージャーが登壇した。

 会見冒頭で北ゼネラルマネージャーから「スタートの選手と(セカンド)選手の差があった。他チームの編成を見ていると総合力が高い。この課題を解決するために2人が加わることでチーム力がアップする」と選定理由を話し、熊谷尚也選手と大塚裕土選手を紹介した。

 熊谷尚也選手は、2013年に栃木ブレックスに入団。在籍中にBリーグ優勝に貢献。その後大阪エヴェッサに移籍。2018年に「アジア競技大会(夏季大会)」で日本代表メンバー、2019年「FIBAバスケットボールワールドカップ(アジア地区予選」で日本代表候補メンバーに選出されている。

 熊谷選手は、「大阪でやり残したこともあり大阪に残ることを考えたたが、川崎が優勝するために自分のことを必要としているとのことで、川崎で優勝したいとの気持が強くなって決めた。攻撃面でも、ディフェンス面でもチームの強みになると思う」と話す。

 報道陣から日本代表について聞かれると「日本代表のユニフォームをもう一度着て日本のためにプレーしたいという気持もある。自分をステップアップさせて代表に呼んでもらうようにしたい。穂坂アシスタントコーチも大阪から来ていることもありとても心強い」と意欲を見せた。

 大塚裕土選手は、栃木ブレックス、宮崎シャイニングサンズ、秋田ノーザンハピネッツ、富山グラウジーズでプレーをし経験豊富。2019年の「B.LEAGUE ALL-STAR GAME」でMVPを受賞している。

 大塚選手は、「優勝するためにこのチームに入ることを決めた。チームの求められていることをやっていきたい。子どもの時から川崎が好きだった。そこに入れることに感謝しているしうれしい。ベテランとしても求められることもあると思う」と意欲と役割を話した。

 コーチ陣の就任について、北ゼネラルマネージャーは、「佐藤ヘッドコーチからヘッドコーチ経験のある人、併せて自分のバスケットに合う人材が欲しいとの要望もあり、2人で選定した」と経緯を話す。

 佐藤ヘッドコーチも「勝久ジェフリー アシスタントコーチは、常に冷静で、ひとつひとつの話しをていねいに伝えてくれる。穂坂健祐 アシスタントコーチについては、チームディフェンスの成績に着目した。川崎をどう変革していくかをこの4人(北ゼネラルマネージャーを含めて)で行っていきたい。(新メンバーが)必ず川崎に新しい風を作りだしてくれる」と期待を込めた。

 伝統を引き継ぎながら革新的な戦略で地区優勝とBリーグ制覇を目指すため2人の新加入選手によるチーム総合力アップへの体制づくりが動き出した。併せてベテランの新コーチ陣が佐藤ヘッドコーチの両脇を固める布陣も整った。

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