今秋で5回目を迎える「かわさきジャズ」の実施に向けて7月8日、ミューザ川崎シンフォニーホール(川崎市幸区大宮町)で記者会見が行われた。
「ジャズは橋を架ける」を合言葉に、市内7カ所でのホール公演とともに、市民が活躍するフリーライブなどの地域イベントを約2カ月半という長期間にわたり川崎市全域で開催する、「都市型音楽フェスティバル」とも表される同イベント。
記者会見では、冒頭にジャズピアニストの国府弘子さんによる「ラプソディ・イン・ブルー」の演奏があったほか、今年の地域連携プログラムを盛り上げるキーアーティストに任命された文梨衛(ふみなし・まもる)さんが演奏を始めると、国府さんが即興で伴奏をするなどのサプライズ演出があり、ジャズの楽しさを体感できる内容だった。
今年は、さらに「川崎らしいジャズフェス」を目指し、音楽公演は国内外で活躍するアーティストはもちろん、今後の活躍が期待できる若手や、女性アーティストも多数出演する。
その他、ジャズを中心に、音楽の楽しみ方を講師陣がレクチャーする公開講座「ジャズアカデミー」をはじめ、ジャズを通してアーティストと交流できる「ワークショップ」、地域連結プログラムなど、たくさんのコンテンツが用意されている。
広報担当の前田明子さんは「9月からはじまるPEOPLE BRIDGEは、昨年好評の川崎競馬場とのコラボやジャズクルーズ、川崎駅周辺をジャズ一色に染めるJAZZ JACK DAYなど、今年はよりパワーアップして開催する」と話す。
日本民謡をフィーチャーしたイベントや、川崎市とアメリカ・ボルチモア市との姉妹都市締結40周年を記念したコンサートなど、ユニークな新企画も目白押しという。「スタッフも楽しみながら作っているので、是非足を運んで」と呼び掛ける。
プレ会期は9月6日~11月6日。本会期は11月7日~17日。チケット発売は7月22日10時に開始する。市内プレイガイド(ミューザ川崎シンフォニーホール、ラゾーナ川崎プラザソル、川崎市アートセンター、新百合トウェンティワンホール、マイタウンチケットセンター)での窓口販売か、特設ホームページ、ぴあ、ローチケHMV、イープラスのインターネット販売でも手に入る。