8月24日に行われたバスケットボール日本代表国際試合(強化試合)で、日本代表チーム(世界ランキング48位)が、ドイツ代表チーム(同22位)に86-83で逆転勝利した。川崎ブレイブサンダースの篠山竜青(#7)とニック・ファジーカス(#22)の両選手も劇的な逆転に絡み勝利に貢献した。
逆転勝利する兆しは第3Qから現れていた。渡邉雄太(#12=メンフィスグリーズ)、八村塁(#8=ワシントンウィザース)、田中大貴(#24=アルバルク東京)、ニック・ファジーカスの各選手が得点して23-19と初めてクォーターを制して日本へ流れを変えた。
逆転劇は、第4Qの残り時間2分40秒から始まった。渡邉選手がダンクシュートを決めて77-79で2点差に接近。ドイツのヨハネス・フォークトマン(#7)選手がゴールを決めて77-81とリードを許すも、残り時間1分56分にニック・ファジーカス選手が3ポイントを決めて1点差の80-81。ここで馬場雄大選手(#18=アルバルク東京)がファールを誘ってフリースロー。これを2本沈めて82-81と逆転リード。ここで篠山選手がゴールをゆらして更にリード。ドイツが追いすがるも86-83で日本が勝利した。
試合後の会見で、篠山選手は、「ドイツという強豪国に勝ったのは僕たちの自信になる。こういうゲームができれば勝てるという自信を持って臨んでいきたい。僕らはチャレンジャー。勝てたことは非常に自信になる。世界を驚かせていきたい」とW杯への意欲を見せた。