12月31日8時前、大本山川崎大師平間寺(川崎市川崎区大師町)大山門前で、正月飾りの注連縄(しめなわ)が、鳶頭(とびかしら)の木村和正さんらの手により付けられ新年を迎える準備が整った。
31日は、「除夜法楽」が鐘楼堂で行われ、法楽のあと百八つの鐘が撞(つ)かれ新年を迎える。大本堂では、除夜の鐘とともに、当山貫首が山僧侶を従えて上堂し、御本尊厄除弘法大師ご宝前で「元朝大護摩供」を行い、国家安穏、玉躰安穏並びに十方信徒の諸願成就が祈願される。
初詣には、310万人が予想され、既に参道には多くの市民でにぎわいを見せ、新しい年が明けるのを待っている。鳶頭の木村さんは、「この行事は先代から受け継いできた大切なしごと。伝統と文化を継承して大事にしていきたい」と話し安全に初詣が執り行われることを願っていた。