![「OMOレンジャー」の大川朝子さんと山口美咲さん](https://images.keizai.biz/kawasaki_keizai/headline/1580786689_photo.jpg)
星野リゾート(長野県北佐久郡)が6月11日、川崎のクラブチッタの裏手に都市型観光ホテル「OMO3 東京川崎」(川崎市川崎区小川町)をオープンする。
星野リゾート初の都市観光ホステルとなる。「OMO」は同社が運営する都市観光ホテルのブランド。「寝るだけでは終わらせない、旅のテンションを上げる都市観光ホテル」をコンセプトに、街を深く楽しむためのサービスと、宿泊客を楽しませる仕掛けを用意して、ビジネス客ではなく観光客をターゲットにする。
同ブランドとして3施設目となる川崎では、ホテルの周辺を「ご近所リゾート」とし、「OMOレンジャー」と名付けられたスタッフが、ガイドブックなどに載っていない魅力を発掘し、観光客の期待する地元の飲食店を紹介したり、歴史を巡るツアーを開催したりする予定という。
星野リゾートの星野佳路代表は「インバウンドの需要も高まる昨今だが、国内の旅行客、特に若い世代にも多いに旅をしてもらいたいと考えている。観光客が一番多いのは、『都市』。星野リゾートとしては、都市観光の需要に応えるサービスを展開していきたい」と意気込む。「今来ていない客をどう取り込むかが鍵」とも。
マーケティング担当阿部裕さんは「東海道53次の2番目の宿場町、というところに意義を置きたい。ロケーションとしては最高の場所で、人口も多く街もエネルギッシュ。会社としても初めてのホステルという業態で、わくわくしている」と話す。
部屋のタイプは、現在営業中のホステル・オンザマークスのものを踏襲し、防音と清潔感にこだわった120センチ幅のドミトリータイプのバンクベッド、コンパクトな個室、2人利用が可能な個室の3タイプ。無料ラゲージルーム、食事の持ち込みも可能なダイニングなど、パブリックスペースを充実させる。ダイニングでは簡単な朝食も用意する予定。
3月4日から予約受け付けを始める。料金は素泊まり=2,818円~。