【速報】Bリーグは、5月8日より3日間連続で「B.LEAGUE AWARD SHOW 2019-20」を開催し各部門の表彰を行った。川崎ブレイブサンダースからは、「ベストディフェンダー賞」「ベスト6thマン賞」「ベストファイブ」に藤井祐眞選手(#0)が選ばれ、Bリーグ初のトリプル受賞となった。「ベスト6thマン賞」は2回目の受賞。
2018年5月18日。練習拠点としている東芝小向体育館で行われたメディアへの公開練習後のインタビューで、藤井選手は「自分の役割は理解している。いつ声が掛かっても力をフルに発揮できるように準備をしている」と自分に言い聞かせるように言葉を選んで話していた。そのまなざしから決意の深さを感じられた。
その藤井選手がスポットをあびたのが5月29日に東京・恵比寿で行われた「B.LEAGUE AWARD SHOW2017-18」。5人のメインメンバーに続き活躍する選手に贈られる「ベストシックスマン賞」を受賞したとき。藤井選手は受賞への喜びと感謝を述べたあと「篠山竜青さんという一番のお手本が近くにいたのでこの賞を取れた」とキャプテン篠山竜青選手(#7)の名前を出して感謝の気持を言葉にしていた。
それからの活躍は多くの人が知る。チームの原動力となり、勝利を勝ち取るためにゴールに邁進する姿がファンの目と心に焼き付いている。篠山選手などがケガで戦列を離れたゲームが多かった今季。藤井選手のトリプル受賞は、みごとに留守を守りきった若き勇者への御礼の意味を持つ。