川崎フロンターレが7月4日の2020明治安田生命J1リーグ再開に向け「Re/☆☆☆ト(リスタート)プロジェクト」を開始した。サポーターと選手、クラブが一体感を持ってタイトル獲得を目指し、川崎に元気を与えていくことを誓う。
新型コロナウイルス感染拡大を防止するため、3月より試合開催を延期していたJリーグ。約4カ月にわたる中断期間を経て、6月27日にはJ2リーグ、J3リーグ、7月4日にJ1リーグが再開することとなった。対戦カードやその後の日程などは6月15日に発表される予定だが、まずは安全確保のため無観客での開催からスタートとなる。
これを受け、従来「クラブ・サポーター・選手が3密だった」川崎フロンターレは、スタンドにサポーターがいないスタジアムで戦う選手たちと、そのスタジアムに足を運び声援と歓声を上げることができないファン・サポーターとをつなぐことができないかと一計を案じた。
集客プロモーショングループの佐藤弘平さんは「大事なのはフロンターレらしく一体感をもって試合に臨むこと。お客さまがスタジアムにいるかのような雰囲気を味わえ、一方選手も皆さまから支えられていることを実感し気合が入るようにしたい。(DAZNで)試合中継をご覧いただく皆さまはもちろん、観戦できない方も参加できる演出を考えている」と話す。先にスタートしたオンラインフロンパーク計画(オフロ計画)との連動があるのでは、と一部ファンは期待する。
「Re/☆☆☆ト(リスタート)プロジェクト」のロゴは、同クラブとして4つ目となるタイトル(スター)を取(ト)りに行くこと、物理的な距離は離れていても「frontale」でつながっていることを表現した。グッズ第1弾のオンライン販売も始めた。
キャプテンを務める谷口彰悟選手は「Jリーグ再開に向けて、一人でも多くの人たちに感動や勇気を届けられるようなプレーを見せられるように、全力でサッカーに取り組んでいきたい。その中で、こういった時期だからこそ、『Re/☆☆☆ト(リスタート)』という言葉に込められた『優勝』という目標に向かって、選手・スタッフ・サポーターの皆さん一丸となって戦っていきたい」と意気込む。