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川崎フロンターレがオンライン会議ツールで「オフロ計画」開始 「新たな成長に」

Remoで開かれた「オンラインフロンパーク」では参加者たちと選手のフリートークが実現

Remoで開かれた「オンラインフロンパーク」では参加者たちと選手のフリートークが実現

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 川崎フロンターレが5月23日の午後、「オンラインフロンパーク」計画(通称オフロ計画)のトライアルイベントを行った。

当日のフロアマップ

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 本来ならホームゲーム(明治安田生命J1リーグ第15節 名古屋グランパス戦)が行われていたこの日、希望者のうち抽選で選ばれた後援会会員100人を招待し、2009(平成21)年から実施してきた「川崎フロンパーク」をオンライン上で再現。選手やサポーターが交流する場となった。

 イベントは「参加していただく皆さんに大いに楽しんでもらえれば。出展していただくお店の皆さんのビジネスにも、少しでも力になれれば」という藁科義弘社長のあいさつで幕を開けた。オンライン会議ツール「Zoom」を用いて選手トークショーが開かれた後、同じくオンライン会議ツールである「Remo」に場を移して交流の場が設けられた。

 2時間のイベントを終えた後、中村憲剛選手は「オンラインの可能性をすごく感じた。こんなにしっかりサポーターと個別に話せたことは(18年目にして)初めて。楽しかった」と振り返った。小林悠選手も「最後にサポーターたちとチャント(応援歌)を歌った。早くまた等々力(スタジアム)でかっこいい姿を見せたい」と感慨深げに語り、キャプテンの谷口彰悟選手は「良い意味で緊張感ゼロで楽しめた」と充実感を漂わせた。

 サポートショップである「KOSUGI CURRY」から参加した伊藤寧伸さんは、久々にフロンターレのユニホームに袖を通したことを喜び「画期的なイベントだった」と振り返る。岩手県陸前高田市から出展した酔仙酒造の紺野裕介さんは、開催2週間ほど前の急な呼び掛けだったと明かしつつ「フロンターレのサポーターは温かく迎えてくれるので」と、「社長を説得して」特典を用意したという。

 「Remoの最大収容人数は800人。しかしこれを複数用意することも可能なので、何千人規模のお客さまを迎えることもできる」と、集客プロモーショングループ長の井川宜之さんは壮大な目標を語る。同グループの若松慧さんは「さまざまな目玉企画をオンラインで再現するには(どうすればいいか)」と知恵を絞る。

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