高級食パン店「ここに決めた」(川崎市中原区木月2、TEL 090-9106-9162)が6月26日、東急東横線元住吉駅近くのオズ通り商店街にオープンした。経営は「ウェルセル」(福岡県福岡市)。
ベーカリープロデューサーの岸本拓也さんがプロデュースする高級食パン店は、川崎市には初出店となる。店舗は鮮やかな色合いで、道行く人の目を楽しませる。
商品は、国産バターを100%使い、無添加の生クリーム、口どけの良さを追求して独自に製粉したという小麦粉を使い、隠し味としてマスカルポーネチーズを使ったプレーン食パン「頂」(800円)と、粒の大きなレーズンをシャンパンに漬け込んで作った「シャンパンレーズン」を混ぜ込んだレーズン入り食パン「蜜」(980円)の2種類。そのほか、「オリーブオイル&チーズ」「ピーナッツバター」(以上800円)なども販売する。
1993(平成5)年ファッション小売りをメイン事業として創業した「ウェルセル」は近年、てんぷら店の経営やワイン販売など飲食のジャンルでも業績を伸ばす。社長の佐々木幸男さんは「初めてファッションショーの演出を手掛けた頃、住んでいたのがこの辺り。その頃から非常に人情味のある街だと思っていた。思い出の街に店を出すことができてうれしい」と笑顔を見せる。
日本全国で「キスの約束しませんか」(大阪府)「美味(おい)しくて、懺悔(ざんげ)」(広島県)「ねえ、ほっとけないよ」(愛知県)など独特の店名で、高級パン店をプロデュースしている岸本さんは「まさに『ここに決めた』という感じで街にできた店。明るいビジュアルで街を元気づけていきたい。手提げの紙袋までかわいがってほしい」と話す。
6月27日・28日はオープン記念として、オリジナルパンナイフを各日50人に進呈する。
営業時間は10時~18時。