Bリーグ・川崎ブレイブサンダースは、新ユニホームとユニホームスポンサーを発表し、精密測定のリーディングカンパニー「ミツトヨ(Mitutoyo)」が「グローバルトップパートナー」となりユニホームの胸正面にロゴが掲出されるデザインが披露された。
「同じ川崎で戦う、川崎ブレイブサンダースに活動いただくための力になれればと決断した」と話すミツトヨの山口秀和上席執行役員
発表会見は、7月30日にミツトヨの本社がある川崎市高津区で行われ、川崎ブレイブサンダースを運営するDeNA川崎ブレイブサンダースの元沢伸夫社長、ミツトヨの山口秀和上席執行役員が登壇した。篠山竜青・熊谷尚也の両選手も登場し、注目されるクリエーティブスタジオ「YAR(ヤール)」がデザインした新ユニホームを披露した。
ミツトヨは、2020年1月よりオフィシャルスポンサーとして「川崎市とどろきアリーナ」のセンターハングビジョン上部にロゴを掲出してきた。今回の「グローバルトップパートナー」の契約に当たって、山口上席執行役員は「グローバルトップパートナーとして、ユニホームの胸にロゴを掲出することにした。正直に申し上げるとコロナ禍で世界経済が思わしくない今、本契約に踏み切ることは大きな決断。しかしながら、このような時だからこそ同じ川崎で戦う、川崎ブレイブサンダースに活動いただくための力になれればと決断した」と経緯を話す。併せて「川崎から世界を目指す姿を見せることで、地域を元気にすることができる」とし、「川崎ブレイブサンダースと長期的に地域の皆さんがスポーツに親しめるような企画も行っていく」と先を見据えた。
概要の説明が終わると、元沢社長は「2018年に東芝からDeNAに事業承継が行われたタイミングで、東芝はユニホームスポンサーからは外れる予定だったが、すぐにはスポンサーが見つからないだろうということで、新しい企業が見つかるまでは東芝がクラブを支えると配慮していただき、2シーズンも支援していただいた。先日、ミツトヨが決まったことを報告に行くと、川崎の地場の企業が決まり、バトンタッチができたことを喜んでくれた」と感謝の気持ちを話した。
東芝に社員として入社してバスケットボールの選手生活を始めた篠山竜青選手も「昨シーズンまで長く歴史を築いてくれた東芝が、今後もスポンサーとしてわれわれと一緒に戦ってくれるということを聞いた。今後も一緒に歴史を刻んでいきたい」と感謝の気持ちを述べた。