川崎の女性たちが中心となって企画したオンラインイベント「小田急ファミリースマイルデー」が8月16日、ビデオ会議ツールを駆使して行われる。主催は小田急電鉄(東京都新宿区)。
小田急線の中に吊られている広告を手にする実行委員長の中村さん
同電鉄が「学び」と「旅」をテーマに作る「小田急まなたび」の一環として行われる同イベント。小田急不動産と、沿線で女性が中心になって活躍する団体などがオンラインブースを出店して盛り上げる。
ビデオ会議ツールはRemoとzoomを使い、主にマルシェなどのブースをRemoで、ステージイベントをzoomで行う。チケットは、1=10時~12時のRemoでのマルシェ、2=13時~16時のRemoでのマルシェ、3=10時~16時のzoomステージという3つの区分になっており、Peatixから申し込む(いずれも無料)。
Remoでのマルシェは今回5階までフロアを用意。出店ブースはハンドメイドアクセサリーや米粉を使ったお菓子の販売、手作りランタンなどのワークショップ、メイクアップやヨガのレッスン、浴衣の着方の相談室、占いやカラーセラピーなど、バラエティーに富んだラインアップで、60ブースを超えるにぎわいを見せる。小田急不動産も、住まいづくりのポイントをクイズ形式で伝える「おうちクイズ」や沿線の魅力を紹介する「読者リポーター体験」などを実施する。
zoomステージでは、10時からの小田急電鉄による「小田急線講座」を皮切りに、「マジックショー」、「親子ヨガ」、「大野総合車両所見学会」、「バーチャルツアー」、「英語の手遊び」、「0歳からのコンサート」の7演目が行われ、最後に15時20分から盆踊り「アマビエ音頭を踊って疫病退散!」が行われる。
イベントの運営を担当する「小田急スマイルデーオンライン実行委員会」の委員長を務める中村ふみよさんは「新型コロナウイルス拡大の影響で、イベントが中止になったときには、とても残念だったけれど、オンラインで行えることになり、多くの人の知恵や力が集結して、想像していた以上にぎやかなイベントになった。川崎では夏休み最後の日となるこの日、ぜひ家族で参加して楽しんでほしい」と話す。
「この日のために、7月から毎週Remoでのプチマルシェを開催して予行練習を重ねてきたので、出店者は慣れたもの。いろいろと個性的な出店者がいて楽しいので、フロアを眺めて、ピンときた所を訪れて」とも。
オンラインステージの進行管理を担当する宮本由季さんは「始めは、オンラインでエンターテインメントができるのか疑問だったが、お客様と出演者の距離が近いオンラインステージの面白さを知った。当日のzoomステージの予約数もすでに400を超えており、リアルにはない可能性も感じる。たくさんのお客様に準備してきたコンテンツを楽しんでいただけるのがとても楽しみ」と期待をにじませる。